2004年マリファナ・マーチ レポート


マリファナ・マーチ2004 in Tokyo(5月2日、東京・木場公園野外ステージ)
マリファナ・マーチ2004 in Osaka(5月5日、大阪・扇町公園)
マリファナ・マーチ2004 in Sapporo(5月9日、札幌・大通公園8丁目広場)
2004年
マリファナ・マーチ
宣言文≫

マリファナ・マーチ2004 in Tokyo 800人参加
(5月2日、東京・木場公園野外ステージ)

東京でのマリファナ・マーチはみんなの力で成功しました。今年の開催場所が木場に移り、これまでとは違った地域の方にも参加していただけたのではないかと思います。

参加者は800人でした。ボランティア、出演者、出展者、参加者の皆さん、どうもありがとうございました。今年は音楽に加えて、ダンス・ライブペインティングで盛り上がりました。大麻製品やTシャツの展示、また昨年に続いて習字や大麻粥の試食もありました。

今年は、4回目のマーチでしたが、大麻問題のように、現在は社会的に微妙な扱いを受けている課題に取り組みながら、これまで一度も大きなトラブルもなく実績を積み上げてこられたことは、大局的に見てとても肯定的に評価することができるのではないかと思っています。

今回のマーチはより真剣味が増していたように思います。ステージ側から見た参加された皆さんの目は、とても熱心な真剣でした。音楽パフォーマンスが終わったから席を立つ、ということもほとんどなく、ちょっとお堅い現実の話しやスピーチや発表に対しても、真剣なまなざしでそれを見て聞いて、また同調の喝采も送られていました。最後の方は気温が下がってきて寒かったですが、宣言文まで残って真剣に聞いてくださる方も多く、とても心強く思いました。

ムーブメントをある程度、長い目で見てきた人には分かると思いますが、今年のマーチの成功は、今後の大麻問題の進展にとって、ひとつの分岐点になるはずです。

今回は支援会員の更新や一般から変更してくださる方、支援会員になってくださる方の割合がいつもより多くありました。ご協力いただいた皆さん、どうもありがとうございました。

一般会員登録:73名、支援会員登録:23名(+4名が更新)
支援品売上:369,600円
カンパ収入:51,532円


 
 
 
 

マリファナ・マーチ2004 in Osaka 500人参加
(5月5日、大阪・扇町公園)

大阪マリファナ・マーチは、夏空の下、とても和やかでポジティブな雰囲気の集まりになり成功しました。参加者は500人でした。

カンナビストの運営(委)は、準備段階では、大阪の中心部で無事にトラブルなくマリファナ・マーチができれば、それだけでも成功だと控えめな獲得目標を立ててきました。関西で初めてのマリファナ・マーチで十分な準備態勢が組めなかったにもかかわらず、目立ったトラブルもなく、予想以上の参加者があったということは成功だったと思っています。地元のボランティアの仲間も達成感を感じているといった意見を聞いています。

大阪マーチは、一部、レイヴのフリーパーティのような場面があったり、別の場面ではレゲェの盛り上がりがあったり、産業大麻を提唱する出展もあったり、あるいはフリースピーチでは東京以上に活発な発言が続いたりと実に多様なものを包括した集まりでした。

また会場内には、厚労省に対して大麻の「有害性」について質問した情報開示請求の展示もありました。結局、厚労省は大麻を取り締まっていながら、大麻が「有害」だという明確な資料を持っていないことが明らかになりました。この事実は、今後、大きな影響を及ぼすに違いありません。

関西に基盤のなかったカンナビストでしたが、昨年秋の大阪サロン以降、いろいろな模索を続けながらマリファナ・マーチを行うことができるようになりました。関西のボランティア・スタッフの皆さん、出展者、出演者、そして参加者の皆さん、どうもありがとうございました。

一般会員登録:96名、支援会員登録:11名
支援品売上:153,300円
カンパ収入:30,100円


 
 
 
 
 
 

マリファナ・マーチ2004 in Sapporo 60人参加
(5月9日、札幌・大通公園8丁目広場)

札幌マーチは準備期間も短くサロン的な集まりとなりましたが、北海道の同じ思いを持つ方々とたくさん出会うことができて、とても嬉しく思いました。こちらからのスタッフ人員も十分ではなく、対応しきれない面があったかもしれません。しかし、第一回目としては雰囲気、内容ともにこれから大きく広がる予感を持つことのできる札幌マーチになったのではないかと思います。

地元札幌から、北海道各地から、また大阪からの飛び入り参加もあり、総勢のべ60名を超える参加者がありました。うちマーチでの新規入会者数がおよそ半数という、東京や大阪とはずいぶん違う雰囲気のマーチでした。もともと札幌では、パフォーマンスや進行プログラム、タイムテーブルなども用意せず、皆で座って参加者同士が自由に話してもらえるような集まりを想定したものでした。

事前に参加者人数がまるで予想できず、また札幌の状況などもよく知らない状態でしたが、事前に熱心にチラシを撒いてくれた地元ボランティアの方々のおかげで、マーチの存在そのものは割と知られていたという話も聞きました。

今回、札幌マーチに参加してくれた人たちの中には、自分も地元で何かやってみようという気持ちを持っている人が多かったと思います。中にはたまたま会場を通りかかり、そのまま最後まで参加してくれた人もいましたし、道内でもずいぶん遠いところから来てくれた人もいました。最後に宣言文を読んで、ちょっと早めに解散しましたが、残って撤収を手伝ってくれたり、みんなで見送ってくれた皆さん、本当にありがとうございました。発電機トラブルでマイクが使えない時にラジカセを貸してくれた人、荷物を運んでくれたり、飛び入りで手伝ってくれたボランティア、地元で札幌マーチ開催の準備を手伝ってくれた方々、どうもありがとうございました。大きなトラブルなく無事マーチ終了できたのは、皆さんのおかげです。

ぜひ今後、地元で大麻の非犯罪化ムーブメントに参加してみてください。札幌は今後おおいに期待できそうで、心強く思っています。

一般会員登録:25名、支援会員登録:5名
支援品売上:57,900円
カンパ収入:1,670円