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12. マリファナ、性ホルモン、生殖機能

【神話】

 マリファナは男性および女性ホルモンを阻害する。マリファナは男性と女性の両方に不妊症を引き起こす可能性がある。マリファナは若者の性的発育を遅らせる。また、マリファナは男性の女性化、女性の男性化を引き起こす。

「マリファナはテストステロンの生産量低下を引き起こし、若い男性の生殖機能を不完全なものにする」
---PRIDE:麻薬教育に関する全米父兄情報協会(1990年)

「日常的にマリファナを使っている若い女性は、…テストステロンレベルが上昇し、顔や身体に毛髪やにきびが増える原因となる」
---薬物濫用防止センター(1995年)

「マリファナは、…男性の精子の数を減らし、子供ができきくくなる」
---薬物濫用防止センター(1995年)

「1本のマリファナタバコを吸っただけで、子宮の受精卵の着床に欠かせない女性ホルモンの生産が抑制される」
---国立薬害研究所(1994年)

「これまで行われてきた…あらゆる科学的研究で…マリファナ使用の危険性が示されており、特に若い女性には将来の出産への影響が危惧されている」
---ビル・クリントン大統領(1994年10月20日)


【事実】
 マリファナが男性や女性の不妊症を引き起こすという証拠は存在しない。動物実験では、大量のTHCが一部の性ホルモンの生産を減少させ、生殖機能障害を起こす可能性が示されている。しかしながら、ほとんどの人体実験では、マリファナは性ホルモンに影響を与えないことが確認されている。影響が見られる場合でも軽微かつ一時的なものであり、生殖機能に対する明らかな損傷は確認されていない。マリファナが青年の性的成長を遅らせたり、男性の女性化や女性の男性化を引き起こすという科学的証拠は存在しない。
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