マリファナにまつわる神話と真実 [目次] [前へ] [次へ]

3. マリファナと常用癖

【神話】

 マリファナには強い常用性がある。長期間マリファナを使用すると、身体的依存や禁断症状が生じ、マリファナの常用癖を断つために専門家によるドラッグ治療が必要となる場合もある。

「マリファナ専門の治療に対する要求が高まっているが、現時点では満たされていない。多くの人々がマリファナ依存はほかの依存症ほど深刻でないと考えているが、それは事実ではない」
---国立薬害研究所(1990年)

「長期間使用を続けている者はマリファナに強く束縛されていて、止めたくても止めることができない」
---保健社会福祉省長官ドナ・E・シャララ(1995年8月18日)

「マリファナの使用を突然止めた場合、長期間にわたり大量に使ってきた使用者に禁断症状が生じることが研究により明らかになっている」
---国立薬害研究所備忘録(1994年)

「1993年にドラッグ治療プログラムに参加した人々のうち10万人以上が最も濫用しているドラッグとしてマリファナを挙げており、マリファナの使用を止めるのには助けが必要であることが示されている」
---国立薬害研究所(1995年)


【事実】
 マリファナ喫煙者の多くはマリファナをたまにしか使用していない。マリファナを日常的に使っているアメリカ人はごく少数(1パーセント以下)である。マリファナに依存するのは、その中のさらに少数の人々である。マリファナを頻繁に大量に吸っていても何ら支障なく使用を止められる人がいる。そうでない人は、ドラッグ治療の専門家に助けを求める。マリファナによって身体的な依存が生じることはない。もし禁断症状が生じることがあったとしても、非常に軽微なものである。
マリファナにまつわる神話と真実 [目次] [前へ] [次へ]