少し遅くなりましたが、12月の東京定例会の様子をレポートします。
今年最後の定例会。11月の終わりから急に寒くなり、風邪気味でお休みの人も多いて参加者はそれほど多くはありませんでした。しかし、初参加という人が5人と、なぜかいつもより初参加の人の数は多かったです。
8時すぎからお店の中央の大きなテーブルを囲んで話しあい。特にテーマは設けず、初参加の人が多かったこともあって、自己紹介や自分の関心のあることを自由に話してもらいました。女性の比率が高く、年齢も幅広く、まさにサロンといった雰囲気でした。思いつくままに、話しの断片を紹介してみます。
娘さんが音楽のアーティストと結婚したことから、娘さんから大麻問題を聞かされて関心を持ったという女性。昔、高校時代に大麻って話題になったことを憶えていると、懐かしそうに話してくれました。大麻という植物からいろんな役に立つ物が作れるということを周りの人に知らせていきたいととてもポジティブな雰囲気でした。
会社員の男性。大麻は戦前は合法だったのに何でダメになったのだろうか?と疑問に思っていて、昨年からカンナビストの会に参加してみた。今年のマリファナ・マーチをボランティア・スタッフとしてやってみて面白かった。六本木から渋谷までのマーチ(行進)は壮観だったが、問題も目について、天気がよかったこともあって、参加者が飲んだペットボトルを道ばたに次々と置いてったのが気になった。来年のマーチではペットボトルの回収をしていく必要があるのではないかと提案がありました。
音楽をしているカップル(?)。来年のマーチに出演したくて定例会に来たとのことです。男性から、大麻は人に優しい植物だと思っているので、今年のマーチのことは何も知らないけど、もし、××やっつけろ〜!と叫ぶようなデモだったら嫌だなと思ってますが?と発言。マーチは仮装行列のようであり、サウンド・デモのようでもあり、危惧されているようなスタイルではないことを説明し安心してもらいました。
久しぶりに顔を出した男性。いまマスメディアや世間の大麻に対する風当たりは厳しいと思うが、一方で、日本は空気が変わるとコロリと変わる国でもある。それまで世の中の誰もが、これはダメとか悪いとか言っていても、何かの拍子に風向きが変わると、それまでと180度違うことでもまかり通るようになるのが日本の国柄。だから大麻がダメと言っているのもコロリとひっくり返ることがありうると思っていると、希望を持った発言をしていました。
と、当日、話しあわれたことのごく一部を紹介しました。この日は話し好きの人がいたこともあって、和気藹々な感じで、雑談も混じって話しが弾みました。特定のテーマや、講師のレクチャーを中心にした定例会もありますが、こんな感じの定例会のときもあります。参加者が多いと、発言する人と、話しを聞く人が別れてしまうことが多いのですが、ちょうどみんなが発言しやすい、顔の見える定例会でした。
さて2008年、1月の定例会はお休みで、2月1日(金曜日)が最初の定例会になります。
|