12/20(水) 15:24:08 |
麻生 |
質問1について |
ボングさん、こんにちは。 「大麻が今現在日本に置いて禁止されてる最大の原因」は何だとのこと。基本的であり、かつ核心に迫る問いかけですね。 それは大麻が乱用薬物(だと国が認識している)というところに帰結します。国は薬物乱用を取り締まるために「薬物五法」を定めていますが、そのなかに「大麻取締法」も入っています。 ちなみに「乱用」とは、「薬物を、社会的許容範囲から逸脱した目的や方法で、自己使用することをいう」そうです(鈴木陽子『麻薬取締官』……この本の著者は元厚生省の麻薬取締官をしていた人で、取り締まる側の人の考え方や世界観を理解するのにはいい本です。薬物について記述には事実誤認が多いのですが)。 ですから大麻が乱用薬物ではないということが明らかになれば(つまり、国がそれを渋々でも認めるような状況になれば)、禁止されなくなります。 最近の幾つかの大麻事件の判決文を見ていくと、大麻が乱用薬物ではないということを明らかにするためには、結局、「安全性」と「社会的認知」の2点が鍵になっていると思います。そのあたりのことは「Cannabis News」の4号などにも載っています。
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