カンナビスト・サロン 過去ログ
大麻の文化・歴史について

12/27(月) 13:58:02 日鷲 考え中
こんにちは。みなさんの意見などを参考に考えをまとめています。

さて、先にシャーマンと大麻についての関連づけについてお話したいんですが、
残念ながら、考古学上の証拠といえるような「シャーマンと大麻」の関連性は
認められていません。ただし、多角的な論証から見ると、恐らくシャーマンは
大麻を使っていたのだろうということが言えるようです。しかし、それは考古学上
価値のあるものでないため、学者達はあまり興味が無いみたいです。(一部学者は言及してますが)

稲作文化を持ち込んだ渡来人のルーツは、朝鮮半島南部というより中国大陸南部から
というのが通説です。中国大陸、ツングース系シャーマンには幻覚性キノコを用いてた
という痕跡があるようですが、「大麻」に関しては不明です。しかし、薬草としての
使用、シャーマンの衣装としての使用は認められています。
南米でのシャーマンは幻覚キノコ等を使用しているのは周知の事実です。
そこから考えると、医薬や神事に大麻を用いていたシャーマンが、その酩酊感を
及ぼす成分についてだけ無視していたとは言い切れないということです。

他にも、火を祀っていた種族、蛇を神として崇めていた種族にも大麻との関わり合いが
ちらほらと見えてはいて、現在文献を漁っている状態です。いままでの成果は
莫大なため、ここでは紹介できませんが、シャーマンは大麻の成分を熟知していた
というのが私の今までの成果の持論です。ただ、世間でいうところの確信にまでは
及んでいません。ひょっとしたら、国内では「神社」が「神秘」として秘蔵しているのかもしれません。

01/15(土) 02:23:03 日鷲 大麻と人間
今年もよろしくおねがいします。

これ以前の「考え中」と題した書き込みから、年越しで考えていました。
ある程度自分の中でまとまりつつある中で、すこしづつ納得するものもあります。
何をどう理解したという訳でもありませんが、能書きだけでは何も動かず、変わることもない
ということだけは学びました。
ただ、自分流のやりかたというのは、いまだ見出せていません。
現状では人に乗っかるのがせいぜいというとこですかね。

今世紀末になって、大麻の見方というのは大幅に変わってきていますが、
世界的に規正されているこの植物が、なぜ悪と判断されるようになったのか解りません。
私はよく思ったものでした。どう理解しても、規正されるほどのモノではないのに、
なぜ規正されたのか。
よくアメリカの陰謀説など聞きますが、それはあまりにも陳腐な内容の気がします。
果たして大麻は悪ではないのか?
そういった疑問が起こることもしばしばあり、大麻が規正される以前の
人間との付き合いの歴史にその答えを見出そうとしたわけです。
規正されて高々数十年。大麻と人間が関わった歴史は、何千年にも及びます。
最初は、大麻を肯定するための、体の良いエクスキューズだったのですが、
古来より「薬」を「草木」から得るという、人間と自然との共存。人間の本来あるべき姿。
そういった方向に関心が向いてきました。

歴史のメインから外れた命題の考察はけっこうやっかいです。
素人レベルで文献を漁り、フィールドワークを重ねていくことになるでしょう。
でも、なんか面白そうでワクワクします。
さて、解放までにはまとまらないかもしれませんね(笑)

例の彼ですが、直接聞いたわけではないのですが、過去とは一切手を切って、
社会復帰しているようです。ご安心を。

01/19(水) 00:53:01 Re:大麻と人間
日鷲さん、こんにちは。

大麻と人類の歴史を見てみると、宗教的あるいは道徳的な理由から弾圧を受けてきたようです。
しかし、大麻に限らず、アヘンやコカからコーヒーにいたるまで、あらゆる薬物がこうした弾圧の対象となってきました。
社会に受け入れられる薬物と拒絶される薬物は地域や時代によって大きく異なります。
これは薬物そのものの特性よりも、風土、文化的な好み、古くからの習慣などに依存するところが大きいことを意味しています。
アメリカでは、1920年代〜30年代の禁酒法によりアルコールが規制されたことがあり、最近ではタバコに対する風当たりが非常に厳しくなっていますね。
現在のマリファナ規制の発端は1937年にアメリカでマリファナ課税法という法律が制定されたのが始まりですが、その背景には産業界の陰謀だとか、人種差別、ビューリタン主義者からの圧力、連邦麻薬局(FBN)の延命処置などの事情があったと言われています。
こうしたさまざまな要因が入り交じって、結果的に大麻の規制という悲劇が生まれたと認識しています。
これらの要因のうちどれか一つでも欠けていたら最悪の事態は避けられたのではないかと思うと同時に、これらが同時期に一度に起きたという事実に驚かされます。
日本では終戦時にアメリカの要請でまともに審議も行われないまま大麻取締法が制定されてしまい、現在に至っています。
実際に大麻を喫煙することによって被害が生じたことはないにも関わらず、法律で禁止されているから悪いものに違いないという先入観が強く、見直しすら行われないのは残念なことです。

さて、大麻と人類の歴史やアメリカで大麻が規制されるに至った時代背景に関しては、「マリファナ・ブック」(オークラ出版)がたいへん参考になります。
まだ読んだことがなければ、是非、御一読ください。

01/19(水) 23:16:55 脱兎 Re:大麻と人間
日鷲さん、こんにちは。今年もよろしくお願いいたします。
大麻の規制問題についてですが、歴史的な背景を調べていくのは興味深いことだと思います。小生もそれについて調べてみたことがありました。そのとき思ったのは、アメリカで何故、規制されるようになったかの実証的な研究が必要だということでした。1930年代のアメリカ政治史について、小生はちゃんとした知識がないので、(大麻規制の理由についての)いろいろな説を客観的に判断できませんでした。それについては、現在も判断保留のままです。
 ついでですが、何故、規制されるようになったのか過去の歴史的経緯を知ることと、現在、規制されている主要因を知ることは分けて考える必要があるといったことについては、歴史学に造詣の深い日鷲さんなら了解されていますよね。日米安保が1960年に結ばれたときの理由と、現在の日米安保の持つ意味はずいぶん変化しています(冷戦構造の崩壊が一番大きな違いでしょうが)が、それと同じです。
 大麻取締法も占領下で成立したときと今(2000年)とではずいぶん性格が変化していますよね。1950年代までは栽培規制の性格が大きかったのですが、何度も改定されていくうちに薬物規制としてのウエイトが大きくなってきました(半世紀のうちに、どのように条文が改定されてきたか調べてみるのも面白いテーマだと思います)。
 今年は大麻自由化の動きが大きく前進すると思います。がんばりましょう。

03/19(日) 13:56:00 javiliv 初めまして。
さっそくですが、『あなたが選ぶクールサイト』投票させて頂きました。

がっ! なぜか文字化けまくり、おまけにコメントが なぜか名前のところにいっちゃうし、なんなんでしょうかね〜?
笑いを取るつもりは全然無かったのですが(^^;

ところで、最近 日鷲さんの書き込み無いですね〜。
彼の文章と、その書かれる内容が楽しみだったので最近ちょいと寂しいです。
お忙しいのかな〜?
ぜひ、最新投稿を宜しくお願いします。

それから、最近特に強く思うのですが日本の文化って麻の影響(麻酔い)が強く入っているような気がしませんか?

お盆は、のっけから麻を焚くので それはこっちに置いても、ちょっと見回しただけでも太鼓、三味線の音、尺八の音、能や歌舞伎など...。

私の気のせいかな〜?
坊さんの集団詠唱なんて、考えただけでクラクラきます。(^^;
皆さんはどうなんでしょ??

でっ、私的に想うのは大麻をこのまま無意味に規制するのは それらの文化を根本から破壊する行為に他ならないのでは...。
などと思っています。

そんな訳で、皆様の行動を私は全面的に支持し、できる範囲で協力もするつもりです。
ただ、ま〜 何にしても現行法規では捕まった時のリスクが大きすぎて恐ろしく、ほとんど何も出来ないだろうな〜。

せめて、アンケートぐらい協力しなくちゃ などと思う今日この頃です。

03/20(月) 20:23:41 日鷲 大麻っていったい何なんだろう(自己課題)
>ところで、最近 日鷲さんの書き込み無いですね〜。
ありゃ〜、私の書き込みに興味もっていただいている方がいらっしゃるなんて嬉しいですね(笑)
忙しいというか、仕事でトラブってたんですわ。
javilivさん、初めまして。私の書き込みって、少しはおもしろいですか?ありがとうございます。

お盆の迎え火に麻殻を使うのは私も知ってました。もっとも、大麻を知るまで、
それが大麻の茎の繊維を取った後のものだと知りませんでした。
迎え火は、先祖の祖霊を迎えるため、能は古事記にでてくるアメノウズメノミコトが
桶の上で踊ったものが、道教(陰陽道)の影響で体系化した霊の世界と現実の世界とを
結ぶ呪術的踊りであり、歌舞伎は、同じように天の岩戸神事を再現したのがルーツと言われています。
(神楽の方が近いかも知れませんが)
能は判りませんが、天の岩戸神事では、榊に大麻でできた布を飾ったらしいです(七夕の笹のルーツ)。
つまり、祖霊を敬うにも、豊作を祈るにも、大麻はそこに顔を出してきています。
なぜ大麻なのでしょう。繊維植物は大麻だけではなかったし(浅葱、楮、カラムシ等もあったはず)、
もっといろんな有用植物は有ったはずなのに。
大麻に産業以上に何か特別な意味があったと思うのは希望的観測なのでしょうか。

日本には、古来より縄文文化と外来のツングース系文化、南方系文化、朝鮮系文化、大陸系文化が入り交じっています。
過去、日本の首相が「日本は単一民族」と言った言葉が覆されています。
そういった数々の文化の移入、混じり合い移り変わりにあっても、大麻を示す痕跡が見られます。
世界各国どこでも同じって訳でなく、いわゆる大麻の生息地帯(カスピ海沿岸から中央アジア)
付近で興きた民族・国家などで深く浸透し、文化の中で生き続け、それが最果ての東の地に辿り着いたのではないかと
私は思うのです。

ちなみに、日本のアイデンティティというものは、こういうものだと言い切れる人が現代にいるでしょうか。
もちろん私も判っていません。日本人であってその本質を知らないのです。
外来の文化を日本風にアレンジしていくことには問題ないでしょう。根本の本質さえ失わない限り。
しかし、いまではアメリカンスタンダードがグローバルスタンダードであると解釈している風潮が強く、
本来の日本文化は失われつつあります。
大麻がジャパンスタンダードであるなどとは言うつもりはありませんが、
自然界にあるものを拝借し、流用するという古来からの手法。
日本のような狭い国土に生きる為の方策にはそれが合っていて、その流用原料の中でも多様性に
秀でているのが大麻です。
過去の日本の歴史を紐解いてみても、それを否定できません。だからもう一回大麻を育てようと
飛躍するのではなく、自然界とつき合う為の象徴であった大麻を再認識し、日本人らしい自然との付き合いを
思い返して欲しいのです。それは我々の遺伝子の中に残っているはずなのですから。
もうそろそろ、日本人はもっとゆっくり歩き始めてもいいのではないでしょうか。
もっとゆったりと、自然との共存を楽しむ。失われつつある日本文化の本質って
そんな感じじゃありません?


03/22(水) 15:19:23 日鷲 訂正
「歌舞伎は、同じように天の岩戸神事を再現したのがルーツと言われています。」
すいません。上記の記述間違ってました。
歌舞伎が天の岩戸神事をモチーフにしているという事実は確認してませんでした。
というより、天の岩戸神事をモチーフにしたのは「神楽」でした。
神楽が歌舞伎のルーツかどうかは調べていません。
悪しからず。

03/22(水) 20:36:01 javiliv すいません。好き放題書いちゃいました。(^^;
日鷲さん、早速にありがとうございました。
>私の書き込みって、少しはおもしろいですか?
メチャ面白いし、エキサイティングです!!

大麻解放運動って、海外の状況と較べて日本はどうだってな論調になりがちですが
日本人としての独自の視点と論調も必要じゃないか...?
なんてことも感じています。

もちろん、法規などは他の諸国とのバランス等と言うものも多分に考慮されるので
そう言う面での論調は必要であり、また有益なものだと思います。

ただ、最近私の感じているのは「過去を見ると御先祖様に申し訳なく、未来を見る
と我々の子孫に頭が揚がらない」ような気分になります。

日鷲さんが度々書き込まれているように、神代から続く この国の麻文化を正しく
後代へ伝えなければ 世界史的にも甚大な損失になる様な気さえします。

ちょと、ふろしき広げ過ぎですかね?(^^;
まあ、いいや 広げたまま行きます。

んでっ 何故に世界史的にも云々と言う話になるかと言えば、日鷲さんが書かれて
いるように日本人の歴史って民族融合の歴史と言えるのじゃ無いかと...。

もちろん、天皇制以前 神代の話ですが。(笑)
資料もろくに無いので、推測・憶測の域を出られないのが少々残念なものの、最近
の遺伝子調査や遺跡発掘などで神話時代の民族の多様性が徐々に裏付けられつつ有
ると思われます。

翻って、現在。 世界中で民族性の違いによる差別・迫害・戦闘など枚挙にいとま
が有りませんが、いかにそれらを克服し次世代に継承するかが課題になっています。

解決できない問題に直面した時、人は過去にその問題に似たケースを探し 答えを
求めます。

そんな時、ふと 日本人である私は『これはいつか来た道じゃないか?』と想い、
また、“天の岩戸神事”などが頭をよぎります。
そして、また ふと想いあたるのがアメノウズメノミコトの踊りって...。
(まちがっても素面じゃ無いですよね。(笑))

「そう言えば、たいまって大麻って書くけど退魔とも聞こえるよな〜。 大麻神社
なんてのも聞いたこと有るよな〜...。」などと、取り留めなく思考が駆け巡り
まさしく、日鷲さんのタイトルの“大麻っていったい何なんだろう”に行き当たり
そしてまた、「もしかして もしかすると和の心に必要なアイテムは麻だったりし
て..。」などと思えて来ます。

まあ私の考えは酒場のヨタ話みたいなもんですが、そんな思いを鬱々と持っている
時、日鷲さんの書き込みを読むと 力が湧いて来ますね〜。(^0^)
しかも、推測・憶測に堕ちないよう細心の注意を払いながら 尚且“今これだけは
言える”部分を控えめに書かれる その精神力には驚嘆するばかりです。

願わくば、ここの書き込みだけに終わらず一冊本を書き上げて頂きたいと思います。
たしか、前にそんな書き込みなさっていたような気もしますが...。
そして、その名の通り現代の麻の神様になっちゃって下さい。(笑)
まさに、言霊の世界ですが。

ps.『あなたは、神を信じますか〜』なんて聞かれた時、私は基本的に日本教徒です。
  と答え、それから「アメノウヅメノミコトをこよなく愛してま〜すっ!!」など
  とほざいてます。(^_^;

03/23(木) 19:35:10 日鷲 ご先祖さまは神聖な植物を摂取したのか
ひえ〜、本を書いて現代の麻の神様になるんですか?(笑)
私はそんな大物じゃないですよ(笑)

しかし、「大麻とはいったい何なのか」という命題については、力の許す限り
追求していきたいと思っています。その結果カリスマになるようなことは考えていませんが。

>大麻解放運動って、海外の状況と較べて日本はどうだってな論調になりがちですが
>日本人としての独自の視点と論調も必要じゃないか...?
その通りだと思います。海外と日本は、グローバリズムからいえば同じかもしれませんが
やはり風土や国民性によって違いがあります。それがナショナリティなのであって
無視すべきことではありません。

ちょっとウンチクを語るなら、
大麻文化はもちろん。宗教も文化も、他国から移り渡ってきたものであっても
その風土に合わせて変化してきました。
(例えるなら、砂漠で生まれたキリスト教が、ヨーロッパのドルイド教と融合して
今のゴシック系キリスト教を作ったように)

日本はどう転んでも日本でしかないのです。
顔をガングロに灼いて髪を金髪にして上げ底で背を高くしてカラーコンタクトで碧眼にしても
日本人は日本人以外の何者でもないのです。
そして、そのようなファッションだとしても、それが日本風のアレンジなのです(ちょっとずれているとは思いますが)。

では、ヒッピー文化とともに日本に移入された大麻喫煙などは、日本に馴染むといえるものではないのか?
よく、「大麻の利用はあっても、大麻喫煙の習慣は日本になかった」と言われます。
故に、大麻文化はあっても大麻喫煙は日本に馴染むものではない、と反対論者と
言葉を交わしたことがありました。
確かに記録に「大麻喫煙の習慣」などは見られません。しかし、大麻の酩酊感を利用したであろうという
痕跡が見え隠れするのは事実です。思うに、そういったこと(大麻喫煙)は日本では
神事の秘術であったとも考えられるのです。もちろんそんなことは、市井に漏らすべきでない
秘中の秘の神秘であったことでしょう。ひょっとしたら今でも密かに行われているかも知れない(笑)。
(仮説ですよ、仮説)
そして西欧の民主主義が入り込み(日本的な民主主義だとは思えないが)、
貴族より上の人にしか許されなかったことが庶民にも広がりました。
さて、その時大麻文化はどうなったのでしょう。残念ながら民主主義の移入と
同時に禁止されました。
もし、秘術、神秘として存在していたとしても、それが世に出るようなことはなくなったのです。
しかし、日本で大麻を喫煙する者はいるし、太古からあったものでもあります。
古代の大麻は、大麻喫煙文化のある中央アジア等から渡ってきているのです。
なのに、繊維は使ったけど酩酊効果は使っていないなんて、
「口にしたけど吸っていない」という、某国の大統領のコメントに等しいくらい嘘っぽいです。

はっきりいって、私の考えなんて、荒唐無稽の戯れ言でもあるのです。
恐らく体系化しても学会で認められるものでもないでしょう。
しかし、ひとつひとつの事象をリンクさせていくと、ネットも交通機関も
発達していなかった過去に、人間の手と足と口で伝わってきたものが
その土地土地で帰化して根付いているのです。

私は学者ではありませんが、この東の果ての地に流れ着いた一族の末裔で、土着の人間とのハイブリッドとして、
その民族のアイデンティティに深く関与したであろう植物が、我々にどう影響してきたのかに興味をもっており、
それを不当に排斥する力に対して疑問を持つのです。
「お前らが麻薬とか言っているこれが、ひょっとしたら与えられるべくして与えられたものかも知れないんだぞ!」
って感じです。

ああ、なんか私も好き放題書いてしまいました。(笑)
でも、またこいうった感じの内容を書くと思います。(笑)

03/26(日) 21:52:11 javiliv あくまでも“妄想”です。
こんにちは、ちょい迷ったのですが

>ひょっとしたら今でも密かに行われているかも知れない(笑)。
>(仮説ですよ、仮説)

↑ これって、大嘗祭のこと言っているんですよね〜。
違っていたら、ごめんなさい。 実は、私もあの夜間にやる儀式がかなり怪しいと睨んでいます。
“国産み神話”か“天の岩戸神事”に関わる儀式であろうことは想像に難く無いのですが それに
しても秘事として、その概要すら外部に漏れないのは あまりにも奇妙すぎますよね。

・・・。 すいません、管理者様 差し障りが有るようでしたら削除して下さい。
書いてる本人が ビビってどうするんだ〜!てな気もしますが。(^^;

以下、私の推測・憶測・想像・邪推に過ぎませんので 関係各位の方、読まれても気に為さらない
で下さい。(『いやっ!そうじゃない。本当はこんなことをしている。』などと教えて頂ければ、
メチャありがたいのですが。(笑))

さて、その新天皇が即位に際して行う秘事(秘儀のが良いかな?)ですが あれ程、秘して漏らさ
ないのは現代の常識に於いては、多分に公序良俗に反する為じゃ無いかと思っています。

例えば、“国産み”であれば、イザナギ・イザナミに扮した新天皇と若き乙女が 交わい仲良く朝
を迎えるとか、“天の岩戸”であれば日の出をアマテラスに見立て、朝までドンチャン騒ぎをする
とかじゃ無いかと思えます。

モノの本によれば祖神に供物を捧げ、そのお下がりを頂戴する儀式などと書かれているものも有り
ますが、その節では何故に夜間から夜明けに行わなければ成らないか説明がつかない為 肝心な部
分をその作者が解っていないと思わざるを得ません。(笑)

いずれにせよ、何らかの神事にちなんだ儀式に違い無いと思われます。
そして、これは広く知られていますが新天皇本人は言うに及ばず、関係者ならびに大嘗祭に係わる
全ての物に異常なまでの潔斉(あれ?字、間違って無いですよね(^^;)を求めます。

そりゃ〜もう、日本の一番偉い神々に降臨して頂き尚且つ自分が新天皇になることを承認して頂く
儀式なので 当たり前と言えばその通りです。(笑)
十重二十重に身を浄め、神々に降臨して頂く時、または神々と同化しようとする時 さて何か足り
ない物が有りませんかね〜?(爆)

いにしえの神々を語る時、避けて通れないのは“性交”“女性器”“変成意識”じゃないでしょう
か・・・?
はっきり言っちゃえば、私の妄想の中では新天皇が即位するに際してマンチきめちゃって、『俺が
天皇になるぞ〜!!』って言うのが大嘗祭じゃ無いかと思っています。
もちろん、喫煙するのでは無く 香の中に混ぜ込まれているとか、お盆の迎え火のように焚くとか
でしょう。

一番有りそうに思えるのが、真黒の中でたき火をするように模した炉の中に麻を焼べる。
アメノウズメノミコトに扮した官女が、薄衣を身にまとい乳もあらわに踊りまくる。
もちろん、パンツはいていないので まるでタワシ状態。(笑)
新天皇は、マンチ極まっちゃっているので廻りに祖神の存在を感じ捲り。
やがて、日が昇るとアマテラスの再臨となり、それに扮した官女と交わってシャンシャンシャン!
てな具合。

妄想とは言え、ちょっと無理あるかな〜?

けど、日本国民の象徴たる天皇陛下が即位に際してマンチ極めちゃう姿なんて想像するだけで楽しく
無いですか?
しかも、可能性は結構高め。(笑)
もし、それがホントで証明されたら裁判なんか恐く無い!!

ポイントはやっぱり“桶”ですかね〜。
ねっ!>日鷲さん。 

03/26(日) 23:50:53 mattun 削除しません
基本的に削除しません。
「発言の責は、発言者が負う』が最低限のルールです。
頭のなかで妄想を逞しゅうする自由は保障されていますが、
公開の場で発言をしたら、その発言に対する責任が生ずるのは当たり前のことです。
口から言葉をはいたり文字にし他人に表明した途端、自分の頭の中の世界だけでの
こと、『妄想』では済まなくなってしまいます。

宗教や神に関することはタブーではありませんが、真摯に信仰されている方々の気持ち
も忘れないでください。
言論の自由を確保した場を提供しているとはいえ、面白半分の妄想をまき散らし
ヒトを徒に不快ならしめる自由は、ここにはありません。
ご理解ください。

03/27(月) 15:16:52 javiliv ありがとうございます。
>言論の自由を確保した場を提供しているとはいえ、面白半分の妄想をまき散らし
ヒトを徒に不快ならしめる自由は、ここにはありません。

全くそのとおりだと思います。
ちょっと、軽率な発言かと思いつつ“妄想”という言葉に逃げていました。

下の書き込みは、私の勝手な推測に過ぎませんが可能性は結構高いものだと思っています。
鬱々と私の心に積もっていた疑念を皆様に聞いて頂き、もし精度の高い情報をお持ちの方が
いらっしゃって その疑念を晴らしてくれれば などと思っています。

本来であれば、本名及びメールアドレスを公開した上で発言したいのですが それもまま
ならず、やむをえずHot mailのアドレスを載せていますので もし、御不快の方また苦情
など有りましたら そちらの方へお願いいたします。

>真摯に信仰されている方々の気持ちも忘れないでください。

この国を愛し、その歴史に愛着を感ずる者としては下記の発言は一寸、おちゃらけ過ぎて
いました。
御不快の念をお持ちになった方いらっしゃいましたらお許し下さい。

ps.やっぱり管理者様は、mattunさんで宜しかったのですね。
不適切な表現をした際に、注意していただけることは幸せなことだと思っています。
あらためて、御礼申し上げます。

03/27(月) 15:23:55 日鷲 収穫を願う祭、収穫を喜ぶ祭
>これって、大嘗祭のこと言っているんですよね〜。
ブッブー、違います(笑)
ただ、天皇家と大麻のつながりを証明する事実ではあります。
「大嘗祭」というのは天皇家の行事において、もっとも重要な儀式であるのは
言うまでもありません。
私の言う神秘秘術というのは神社の中にあるものだと思います。
実は、神社と天皇家では神社のほうが偉いようです。もちろんそれは宗教上での話しですが。

天の岩戸神事の主な出演者をかいつまんで見てみると、

オモイカネ =主催者であり知恵の神様
アメノウズメ=トランス状態になってアマテラスの気を引く芸能の神様
       (巫女でありシャーマン)
アメノヒワシ=音楽を奏でてトランス状態へと引き込む音楽と大麻の神様

さてこの神事のなかで煙がモクモクしてたかどうかは判りませんが
この神事は「天照大神」という最高神を騙して引っぱり出すというのが基本コンセプトです。
古事記には、太陽が隠れた為、あるいは女性統括者が死んだ為に飢饉や凶作が起き、
そのため太陽(天照大神)を元に戻す、あるいは新統括者を新任するために行われたのを想像できる記述があります。
神様を騙してでも引き出すような重大なことだったわけですから、当時死活問題であったことは事実でしょう。

古事記には、この頃ののことを「田畑は荒れ」とあります。
つまり、天の岩戸神事は農耕文化の民が行った儀式だと言えます。
農耕民族の儀式といえば雨乞いですが、太陽を復活させる儀式というのもあります。
それは西洋でも行われており、クリスマスなどいい例です(キリストは12月25日には生まれていません)。
ひょっとしたら毎年の冬至のときに行われていたものなのか、
天候不順により大凶作が起きたときだけに行われたものなのかは判りませんが
そういった考え方の方が理がかなっています。
つまり、戴冠の儀であり収穫祭(神様に捧げる)である大嘗祭とは意が異なるのです。
また、天の岩戸神事のキャストに天皇家を当てはめると、天照大神が天皇の祖神なわけです。
つまり天皇主催の儀式ではないのです。
天の岩戸神事に関しては、各地に伝わる野神楽からみても庶民性が強いのです。
ちょっと残念でした?(笑)

しかし、大嘗祭が天の岩戸神事を模したものでないとしても、
それ以上のなにかをやっていないかどうかも定かではありません。
神様に捧げる大麻(オオヌサ)も収穫祭の流れの一つですからね。
「今年もいい初穂ができました、どうかお納めください」と献上して
それを元に神主、あるいはシャーマン(?)が、神と通交を図るために
使用していたのかもしれません(仮説)。

サニワという人物がおりました。それは神を降ろして詔を伝える人であり
シャーマン(巫女)を通じて神と対話する人のことです。
私はこれを、神主と巫女の原型であるような気がします。
もちろんこの神との対話スタイルは政治的にも使われていました。
っていうか、それが太古の政治の姿そのものかもしれません。
(卑弥呼と弟王)
ちなみに、サニワのもう一つの意味に「神楽で和琴を弾く人」ともあります。
(おっと、アマノヒワシがここにも登場(笑))

アメノウズメは音楽でトランス状態になったといい、
逆に音楽だけでもトランス状態に成れた人として尊ばれたかもしれません。
そこには大麻を焚いた煙は存在しなかったとも言えるのです。
じゃあ、なぜトランス状態を引き起こす音楽担当のアマノヒワシは、大麻の神様でもあるわけ?
言い換えれば、アマノヒワシはトランス状態を引き起こす神とも言えるわけです。

実は、わたしゃ大嘗祭の詳細については勉強不足でなんとも言えません。
javilivさんのほうがそこんとこ詳しいかもしれませんね。
ただ、天皇家と大麻を無理にこじつけないほうがいいです。
いや、思われている通りかなり濃厚であるのは事実ですけどね。
なぜ天皇家最大のイベントである大嘗祭は秘密の内に行われるのか。
javilivさん同様「なにか隠してる」と思うのが普通ですよね。
古来よりの儀式であるから、神官もからんでくる。
庶民には知らせられないこと、前に言った「市井に漏らすべきでない秘中の秘」である確立は高いです。
で、桶って何?アメノウズメが乗って踊ったっていう桶?
うーん、わからんです。

03/28(火) 15:08:14 脱兎 大麻文化のことなど
この間、少しご無沙汰でした。書き込みを見ましたら、大麻文化とか大嘗祭のことが書かれていたのでコメントしましょう。
 まず、大嘗祭ですが、これは、はしょって言うと天皇が即位後、初めて行う新嘗祭(その年の新穀を天地の神々に捧げ、天皇自身も口にする宮中の祭儀)ということになります。新嘗祭は毎年、行われますが、大嘗祭は代替わりした天皇にとって一生一度のビッグ新嘗祭といったところでしょうか。新穀を捧げるというところから全国の特産品を大嘗祭のとき集めます。例えば、ピーナツ、オリーブ、干し椎茸、干しアワビなど170種もの品が、平成の大嘗祭のときに集まりました。こういった全国の特産農水産物を大嘗祭に集めるようになったのは、国民国家が形成された明治以降のことでした。
 もっと昔の大嘗祭(といっても中世から近世まではなかったが)では、天皇の下にいた各氏族がいろいろな物を献上していました。そのひとつである忌部氏は麻布の服を献上したわけです。
 それからある種の宗教儀式が秘密裏に行われるのは当然、というか昔からそういうものだったんです。いまは民主主義というか、すべて情報公開することがいいことで、当然だという時代ですが(小生も政治や社会の諸々についてはそう思いますが)、宗教のイニシエーションは聖なるものであり公開されるものではないという考えがあります。それは、なにも世間でいう「いかがわしいこと」(仮に、性に関係していたり向精神性薬物をもちいるような宗教儀式だとしましょう)をやっているというわけでもないんです。
 一例をあげてみましよう。「全国神社名鑑」という分厚い本があります、それをぱらぱら見ていると、各地の神社の神事が記述されています。桐生市に加茂神社という小さな神社があります。そこでは旧三月末卯から寅日まで、旧十月にも同じように12日間「注連を引き極秘神事を行う」と記されています。もっと小さい火雷神社(群馬県玉村町)では同じように「12日間秘密神事あり衆庶の出入りを禁じる」とあります。宮城県岩沼市の竹駒神社では「お七夜祭」という7日間神廟にこもる「秘密神事」をしているとあります。まあ、これらは一例で、全国には他にもいろいろな非公開の神事があるでしょう(実は。そういった神事と大麻に何かしらの関係はないかと調べたことがあるのですが、いまのところそういった例は見つかっていません)。
 こういった「秘密神事」が隠されているからといって「いかがわしいこと」をしているわけではないんです。
 あと、日本の伝統的「大麻文化」という言葉には、書きたいことがいくつもあります。でも、あんまり長くなってもしょうがないので、次回以降にしましょう。
 

03/28(火) 23:37:46 mattun いいえ、こちらこそ。javilivさん
ここはカンナビストのみんなで管理しています。
ただ私がいちいち口うるさいクソおやじなだけです。ごめんなさい。
ちょっと言葉が足りなかったかな?きつかったかな?と後悔していたのですが
その心配もどこ吹く風、即座に元気なお返事を頂戴し安心しました。
無邪気な発言をするなというつもりは毛頭ありません。

大麻の正当性を神道や神話に追い求めることは、楽しいロマンであり文化発展に寄与・貢献することだと
思います。しかしそれを大麻自由化と直接結びつけるのは少し乱暴なんちゃうかとも思っています。
いくら「神宮大麻だ、大麻を敬え!」といっても神道や神話を信じない人には一切通用しませんし、大麻
自由化の方便として使うために信者でもない人が宗教秘儀を暴く、というのは私はあまり感心しません。
(信者であれば内部のことでしょうが。。。)
民俗史をあたり民話・伝承などを集めたり、お年寄りの昔話を拝聴(戦前生まれの人の話は、はよ聞いと
かんと)したりすることのほうが、大麻への理解がより深まり、自由化が前へ進むんちゃうんかなーと思
ったりもします。

仮説、思いつき、夢想、アイデアなど、面白い話大歓迎です。
ただし最低限のルールと思いやりは忘れないようにしましょう(自戒の念含む)。
javilivさん、感謝します。これからもよろしくお願いします。

お礼に最近読んだ本の中で見つけた「なるほど」話を少し長いですが二つご紹介します。
もう読まれたかもしれませんが、『日本の無思想』加藤典洋著(平凡社新書)から、
以下抜粋させていただきます。引用の引用ですが。。。

その1
日本の民俗世界に伝わる言葉を集めた『総合民俗語彙』によると、ワタクシとは
「女にとって許された最小限度の財産」の意味で、たとえば沖縄ではそれはワタクサー
といい、奄美群島の沖永良部島ではワタクシと発音し、ともに「女性が所有する金銭、
不動産、牛、羊など」を意味しました。
その考え方の起源にあるのは、「女性の貯え」や「私物を入れておく器物」で、その
代表的なものは、麻を積んで入れておく「オゴケ(苧桶)」と呼ばれる小さな容れ物
でした(宮田登「伝統社会の公と私」)。
そこにだけ、日本の暮らしの中でプライヴァシーをもたない嫁にきた女性の
「自分に自由になる空間」がありましたが、この「親密な空間」は、パブリックな空間
を前提にしていませんから、分岐された等質空間であるより、そもそも異質な空間である
ことでこの個別性を獲得していたと見られます。
麻を積むことで得られる金銭は女性の自由になるヘソクリで、この女性の「秘函」は、
誰も触ってはいけない霊力あるものと信じられていました。

その2
啓蒙とは、人間が自分の未成年状態から抜けでることである、ところでこの状態は、
人間がみずから招いたものであるから、彼自身にその責めがある。
未成年とは、他人の指導がなければ、自分自身の悟性を使用し得ない状態である。
ところでかかる未成年状態にとどまっているのは彼自身に責めがある、というのは、
この状態にある原因は、悟性が欠けているためではなくて、むしろ他人の指導がなくても
自分自身の悟性を敢えて使用しようとする決意と勇気を欠くところにあるからである。
それだから「敢えて賢こかれ(Sapere aude)」、「自分自身の悟性を使用する勇気をもて!」
これがすなわち啓蒙の標語である。(カント「啓蒙とは何か」)

03/31(金) 14:13:46 日鷲 先輩からの知識教授希望
>日本の伝統的「大麻文化」という言葉には、書きたいことがいくつもあります。
あ、それすっごく聞きたいです!
長くなって困られるのなら小出しにいきましょうよ、小出しに。
それとも、ここで書いてしまったら本が売れなくなってしまいますかね(笑)

03/31(金) 15:47:21 脱兎 いろいろ
 日鷲さん、日本の伝統的「大麻文化」について、これから検討していけることを楽しみにしています。小生も小出しにしていきましょうというのに賛成です。
 さて、小出しに始める第一歩ですが、固有の文化として語るにはやはりある程度、対象(この場合、大麻ですが)が社会の中で醸成というか、熟する時間的な継続性が必要ですね。その意味では、日本史で「大麻文化」を考えるときは、縄文時代と江戸時代が面白いテーマになるんじゃないでしょうか。
 縄文時代は、一言でいって「高度に発達した狩猟採取文化」ですし、江戸時代は鎖国体制下で固有の文化が醸成された時代だと思うからです。
小生は縄文時代と江戸時代の「大麻文化」についてこれからふれていきたいと思います。
 ついでに、このサロンを見ている人の中で、身近に大麻に関係する伝統が残っているのを知っている人がいればぜひ教えてほしいですね。例えば、種を七味唐辛子に入れるということはよく知られていますが、七味唐辛子の起源はどこで、いつ頃から生まれたのでしょうか(確か、長野の善光寺あたりの名物だったとかいう話からは、かっての産地(長野の安曇野地方)と関係していたのかなーと推測したりしますが、未確定です)。
食物としての大麻については、郷土食の資料をずいぶん探したのですが、あまり見あたりませんね。誰か地元で昔から食べているなんて話しはないんでしょうか。

 ところで今度の日曜日(4月2日)東京の代々木公園で「春風」というフリーパーティがあります。そこの特設ドームにカンナビストの面々が集まります。大麻について2月に行ったアンケートの報告をします。みなさん、こられませんか。

03/31(金) 20:40:32 javiliv おさわがせです。(^_^;)
mattunさん、御丁寧にありがとうございます。
>ちょっと言葉が足りなかったかな?きつかったかな?と後悔していたのですが
も〜っぜんぜん心配無いです。(笑)
まじまじで、注意していただけるのは幸せなことだと思っています。
(それに甘えちゃイカンと思ってはいますが...。(^^;)

しかも、皆様に間違いを指摘して頂いた上に色々な話を伺えて今本気で、しあわせを
感じています。(笑)

それから、日鷲さん いきなり振って申し訳なかったのですが“桶”は、もし大嘗祭
に納入されていれば などと考えていたもので、恥ずかしながら大前提から間違って
いたので実に仕方も無い話です。(;_;)

>小生は縄文時代と江戸時代の「大麻文化」についてこれからふれていきたいと思います。

楽しみです!!(いきなり引用してすいません。)ぜひぜひ宜しくお願いいたします。

じつは、まだまだ御教授頂きたいことや話したいことがいっぱい有ります。
浅学のため素人考えや、恥多き質問など多々有るかと思います。

>ただし最低限のルールと思いやりは忘れないようにしましょう
肝に命じてまいりますので、宜しくお願いします。

04/01(土) 19:47:32 日鷲 一万年の血
酒タバコに比べれば害は少なく、薬用にも産業用にも、その用途は多い。
大麻擁護者の謳い文句のひとつですよね。
さて、インド、東南アジア、中国内陸部では大麻にそれほどの嫌悪感を抱いて
いないようです。
日本などは(韓国は判りませんが)、そんなアジア民族の一端を担っているのに、
大麻に関して異様に毛嫌いしていませんか?
それが戦後の「刷り込み」のためかどうかは置いておいて、
一万年続いた大麻と日本人の関係に、たかだか50年で縁を切れるものなのか
疑問を感じます。
大麻と共にあるのが正しいのか間違っているのかを、日本人として、日本人であるために、
検証したいと、私も切に願っております。

私も私なりに調べていることを、テーマに合わせて小出しに書かせてもらいます。
今調べていることは、

火を崇める;ヒンドゥ教、インド南部の習慣、ゾロアスター教に見られる「焚く」という宗教的行為。
「護摩壇」はそれに関係あるのか?
修験道;山の神、山からの授かり物を利用した宗教。その奥義には神と通交するというのもある。
出雲文明;大和王朝の前身である民族と対立。鉄の産地で薬学に秀でていた人物がいた。
古来の出雲人は火を焚き万物の精霊を敬ったという(アニミズム)。
弥生人;確立された栽培文化と共にこの地に渡ってきた民族。
彼等は作物を育てるという生活習慣を持ち、植物に関しての知識を持っていた。

などです。
これらは全て私の思いつきであり、なんら立証されているものではありません。
ここから肉付けってわけです。しかし、自分勝手な肉付けをするわけにもいかず
みなさんや、その道の識者の方々に助言いただくこともなるでしょう。

七味に関しては、インドで「麻の実」がスパイスに用いられているということと、
どちらかの地方(忘れました)で、「麻の実ご飯」というのがあったと聞いたことは
ありましたが、定かではありません。

我々は文明の名の下に発展し成長してきた。しかし、その為に犠牲にしてきたものが多くないだろうか。
また、我々の文明とは、西欧のそれが基本になっておりその模倣を最優先にされてきた。
今、我々のオリジナルとアイデンティティはどこにあるのか。
この狭い日本の国土に於いて、我々は極まってしまい、行く道を失ってしまっているように私は見える。
この日本を愛する者の一人として、今まさに振り返るべきなのだと私は思う。
西欧式の物文化から、アジア式の精神文化へと見直すべきなのだと私は思う。
大麻がそれを助けるというわけではないが、意味無く植物を憎むのは日本人的ではないと私は思う。

04/02(日) 21:13:09 javiliv 代々木公園行きたかった〜。(;_;)
>大麻に関して異様に毛嫌いしていませんか?

そ〜なんですよね、“異様に毛嫌い”としか表現できない報道の仕方や扱いが多くて悲しくな
ります。

先日も、“新ゴーマニズム宣言”8巻、100章「苦悩のサヨク・ニュース23ー筑紫さんと
辺見さん」118ページに『覚醒剤もマリファナも子どものおやつ』という件が有りました。

個人的に好きなマンガなのですが(異様に毛嫌いしている人も多いようですが(^^;)、いくら
なんでも覚醒剤と同列に扱うのはヒドすぎると感じました。
私個人の名前で、抗議まではいかないものの「ちょっとだけ苦言を呈したファンレター」を送
ろうかとも思っているのですが 正式な形で“カンナビストの主張”としての抗議文または苦
情を送った方が良いのではないでしょうか?
作者も他意があっての書き方では無く、「大麻=風紀の乱れ」と言うステレオタイプな描き方
だったので抗議文と言うより軽く たしなめる程度でよいかとは思いますが。

如何なものでしょうか? >mattunさん
(すいません、まだ会員にもなっていないのに。(^^;)

それにしても、作者の小林よしのりさん。
生まれが九州の密教寺なのに、麻のこと何も知らないのだろうか?
人一倍、麻とは係わりが深そうなのに...。
なんか、釈然としません。

ところで、脱兎さんと日鷲さんの研究テーマ凄いですね。 物凄く楽しみです。 
テーマを読んだだけで、心の深いところから沸き上がる力を感じたのは私だけでしょうか?

私の知識程度では、あまり力に成れないかと思いますが 出来得る限り応援したいと思ってい
ます。

でっ...第一弾。(笑)
『懲りもせず...。』自分でも そー思うのですが。(^^;

>弥生人;確立された栽培文化と共にこの地に渡ってきた民族。
>彼等は作物を育てるという生活習慣を持ち、植物に関しての知識を持っていた。

>なんら立証されているものではありません。

 ↑ これは、立証された(されつつある?)と言っても良いのでは無いでしょうか?
すでに、御存じかも知れませんが 中公文庫から出ている大野 晋さんの“日本語はどこから
きたのか”の中でタミル語との音の対応が偶然以上にあることを証明しています。
批判も多々有るようですが、今のところ これ以上 説得力のある説は無いように思います。
この本自体は、もともと子供向けに書かれたものらしいので『日本語の起源』(岩波新書)
『日本語の成立』(中央公論社)の方が資料としては いいのかも知れない。(すいません、
両方まだ読んでません。)

麻とは関係無いのですが、“日本語はどこからきたのか”の中で「カレーは辛れ〜からカレー
で正しい」と証明(?)しています。 個人的にバカ受けしてしまいました。(笑)

ps.今日は皆様お疲れ様でした。(会場に行っていない自分に後ろめたさを感じつつ。)




04/04(火) 01:00:09 Re:一万年の血
> 一万年続いた大麻と日本人の関係に、たかだか50年で縁を切れるものなのか
> 疑問を感じます。

縁を切ろうとしているわけではなく、マスコミなどでセンセーショナルに扱われる「大麻」という怪し気な植物を警戒しているだけで、それが「麻」という日本古来から利用されてきた植物と同じものと気づいていない人が多いだけではないでしょうか。

ちなみに、麻の種子油は灯油としても利用されていました。
海の幸に恵まれた地域では、当初、魚の油が使われていたようですが、悪臭を放つので嫌われ、後に植物性の油が使われるようになりました。
麻実油は、「麻子油」、「大麻油」、「おのみの油」などと呼ばれており、『大宝令』(701)や『延喜式』(927)といった文献にも登場します。

04/06(木) 22:14:36 脱兎 大麻文化について
縄文時代の「大麻文化」について考えていくと、結局、生活や生産活動の基本に植物がある社会だということになるのではないでしょうか。ですから、大麻だけが特別の位置を占めていたというのではなく、いろいろな植物が、現在の石油や金属に換わるような位置を占めていた社会システムだということです。
 最近の見解では、縄文時代にクリ、エゴマ、マメ、ソバ、そして大麻の栽培が行われていたといわれています。弥生時代になって青銅器・鉄器などが入ってくるまで1万年以上にわたり全て植物を素材にしたもので社会が成り立っていたのは興味深いことだと思うのですが。
  
 それから日鷲さん「我々の文明とは、西欧のそれが基本になっておりその模倣を最優先にされてきた。今、我々のオリジナルとアイデンティティはどこにあるのか」とのことですが、小生は日本の文化の核心のひとつは外来の文化を柔軟に取り入れることができる消化力にあると思っています。ですからある意味でいえば、模倣こそが日本文化の核心でもあるのです。それはネガティブな意味ではなくて、模倣を自分のものに吸収するしたたかな柔軟性と高い理解力がベースにあるのです。神仏習合も明治の文明開化もみんなそのパターンだと思います。外来の文化を拒絶したり、自己を絶対化するようなタイプの文化は、自滅というか壊死しちゃうように思えます。 

04/09(日) 16:27:36 日鷲 模倣文化とは工夫文化とみたり
>日本の文化の核心のひとつは外来の文化を柔軟に取り入れることができる消化力にある。
私も同じように思っています。先に述べましたように、東の果てにあるこの国には、
古来大陸や半島から色々な文化技術宗教が移入されてきており、その新しい文化技術宗教を
日本風にアレンジして成長を遂げてきてきました。
それが日本のスタイルであり国風であると認識しています。
しかし、今の日本の現状を顧みてみると、そういった本来の国風を無視する傾向もあり
全面的に西欧文化に追随し、強い側のスタンダードに組み込まれようとすることを良しとしている傾向が
見られるような思いがしてならないのです。

日本では、この自然豊かな狭い島国で生きていく術があります。
それは全ての国の国風に同調できるものではなく、それなりの生き方というものです。
脱兎さんがおっしゃるように、日本人は自然からの恵を分けてもらい生きていく術をもってきました。
その基本的な日本人のスタイルに則って、文化を取り入れ自分達のスタイルに置き換えてきたのです。

私は日本が行ってきた模倣文化を否定するつもりはありません。
洋服も着るし洋楽も聴くし洋画も見まし洋食も食べます。日本風にアレンジした洋風文化も大好きです。
しかし、それはあくまでも自分達の風土というものを基調としている意識があり
日本スタイルを造っていこうとする気持があって成り立つはずなのに、
今の日本ではほとんどが西欧向きではないかと思われるのです。
国際化に走るあまり、母国の国民性を無視、あるいは塗り替えようとまでしています。
これは日本本来の模倣文化とは違います。言うならば刷新です。
誰がそうしようとしているのでなく、一人一人の意識がそうなってしまっています。
それが日本にも日本人にも浸透していくものであれば、それが新しい日本文化なのであり
新しい日本なわけです。良い形なわけですね。問題ありません。

では、今の変化の仕方は海外の文化を取り込んで模倣しているのか、それとも
なんでもかんでも取り入れて、西欧化しようとしているのか。
その取り入れ方が正しいやり方なのか間違った、あるいは行きすぎたやり方なのか、
それは、我々日本人がどういう民族なのかが理解できていて、どういう所に立って生きているのかが
判っていなければなりません。自分の立場の理解ができていないといけないということです。
つまり、西欧文化を受け入れていってしまったが為にアイデンティティを失ったのではなく
アイデンティティを失ってしまったから西欧化してしまっているのではないでしょうか。

これ以上書くと、どんどん外れて長くなってしまいそうなのでここまで。
私は大麻を、日本の失われた文化の象徴とは考えず、その一部だと思っています。
日本人の失われた文化のひとつ、失ったアイデンティティのひとつです。
今回も無理矢理まとめてしまいました(笑)

04/09(日) 17:14:55 日鷲 すいません。あといっこだけ。
明治維新によって新しく入ってきた技術や文化によって、新しい生活や文学美術などが日本に定着し始めた。
しかし、明治維新とは我々が知るような、そんな華やかなものばかりではなかったのです。

日本政府は、新しい法律を制定するために、ドイツをサンプルとしました。
しかし、当時先進国であった西欧諸国の法律は、宗教を基本とした例が多く
そのままでは日本人には受け入れ難いものだったのです。
そのため、明治政府は天皇を現人神にし、それを敬う天皇教で国民に、日本風にアレンジした法律を浸透させたのです。
天皇を冒涜するつもりはありませんが、明治維新とは西欧化を進めるために、
富国強兵策を盛り上げるために天皇を利用した時代でもあるのです。

五節句といってなんだか判りますか?
そうです、桃の節句とか端午の節句とかのあの節句です。全部で五個あるそうです。
実は私も初めてしりました。
http://www.kiss-net.co.jp/bukyu/seck/index.html
リンクで見ていただけると判るように、節句には植物が付き物です。
季節の移り変わりを祝い、植物と共にあり植物より恵を頂くといった祝日です。
明治政府はこれを廃止しました。当然当時の国民には受け入れ難かったのですが、
その浸透の具合はみなさんがご存じの通りです。

明治維新が良くなかったとは言いません。しかし、徳川265年間、明治維新の前の時代のいわゆる江戸時代。
この時代は戦争が起きず265年も平和な時代が続き、これは世界的にも例がないほどです。
明治時代に入って日露戦争までの早いこと。日本人はその頃からがめつくなり始めました。

さあ、どうでしょうか。明治維新までは日本人はまだ日本人であることを覚えていたと思います。
しかし、戦争後。日本はその国政を批判され改め直すことになりました。
明治から始まり昭和で閉じた日本は、明治以前の国のスタイルへもどるわけにもいかず、
次にアメリカナイズの道へと進んだ(進まされた?)わけです。
このときも、また天皇は利用されました。
戦時中に使われた精神論は実体が無く納得いきません。
しかし、実体を持つ物はそこにはっきりとあります。
曖昧な精神論は、軍国主義の巻き添えとなって滅び、そして物の時代が始まるのです。

我々は同じことを繰り返すのか。それとも現状を極まっていると判断して
もういっかい精神の世界へと目を向けるべきなのか。
それが正しいのか間違っているのか。それは何時なのか今なのか。

04/10(月) 13:52:50 脱兎 大麻を巡る伝奇ロマンみたいな話し
 大嘗祭のときに大麻で作った服(あらたえ、神衣としての由加物〔献上品〕)を天皇に献上していたことで知られる忌部氏の歴史について少しふれてみる。忌部の「忌」という字は神事につかえることを表していて、その際、禁忌とすべきことが多いという意味を持っている。「部」は氏(同じ血族)のもとで世襲的に特定の専門的な仕事に従事した集団のこと。忌部氏は神聖な呪物(勾玉、木綿、麻など)を生産し、貢進する仕事を担っていた。天岩戸の神話でも阿波忌部氏の祖神、天日鷲命の作った木綿を真坂木の枝に垂らす話はよく知られている。
 ところが、7世紀の中頃、大和朝廷で藤原氏の勢力を増すにつれて、忌部氏は没落していった。というのは藤原氏は、忌部氏とはライバル関係にあった中臣氏から出た系譜だったからだが、その他にも、忌部氏が古くからの呪物や呪術(シャーマニズム)を掌っていたのに対し、中臣氏が天神地祇を祭るより広範な宗教的な儀礼を打ち出していたという点があったようだ。大和朝廷が地方の豪族を従え、律令体制を固めるのには、中臣氏の担っているような普遍性のある宗教性を持った補佐が不可欠だった(『日本語に探る古代信仰』土橋寛を参照)。結局、忌部氏は時代遅れの守旧派になっていたわけだ。
 興味深いのは、この勢力分布の変換は日本が神道から仏教へ移行したことと重なっていることだ。在来の神、つまり神道は道教の神の影響を受けた信仰だったのだが、新しく渡来した仏教との対立があったともいわれる(福永光司説)。
 忌部氏の長老、斉部宿禰の著した『古語拾遺』(807年)は、自らの功績を強調して、中臣氏の横暴を述べて勢力回復を訴えた内容であった。しかし忌部氏は没落し、一方の藤原氏は日本で最高の名門として長く君臨することになり、現代の政財界人のなかにも継承されている。
 大麻一族ともいうべき忌部氏を葬り去った藤原氏がその後、1000年以上、日本の権力の中枢を占めてきた――なんだか伝奇ロマンみたいな展開ですね。
 
 

06/05(月) 02:46:10 日鷲 「麻」の語源
お久しぶりです。

日本で言う麻とは大麻のことであり、その麻の語源は、西域タリム盆地トルキスタンの民族の呼び方
「Nasha Asarath」の語源、Asa、Ashaに由来するらしいです。それが、西暦前7〜8世紀に渡来したらしいです。
「魏志」の穢伝や「後漢書」の穢伝に「穢人は麻を植えてた」と 記述があるそうです。
穢(「穢」という字が違うけど)とは、朝鮮半島東側にあった地域らしいです。
同じように倭人伝にも倭人(日本人のこと)は麻を植えていたという記載があります。
では、穢から麻を持ち込んだ民族とはどういう民族だったのでしょうか。
また、どういう集団が持ち込んだのでしょうか。
今でも朝鮮半島から漂流物が流れてくる山陰の出雲の古伝に、「古代の出雲の人々は、火を焚いて精霊を敬っていた」
とあるのです。これってアニミズムのことですね。また、それは、シャーマニズムに通じるものとも思われます。
いずれにしても、中央アジアから東アジアへと移ってきた民族の宗教習慣のリンキングがポイントとなります。
いずれにしても仮説の域を出ないのですが、信憑性はありますよ。

06/10(土) 14:44:20 脱兎 「麻」の語源について
 日鷲さん、日本語の麻の語源が、西暦前7〜8世紀に渡来した(弥生時代の前ですよね)西域の民族に由来するという話ははじめて聞きました。出典はどこなのでしょうか?

06/13(火) 00:32:24 日鷲 ネタもと
おー、脱兎さんでも知り得なかった知識を持っていたとは、ちょっと嬉しいです。
なんせ、麻のこと学び始めたのは、脱兎さんの書かれた本がきっかけの私ですからね(笑)

さて、これは、小学館の謎解き古代シリーズの2巻、『万葉歌のなかの縄文発掘』-山口博
から引用させてもらいました。実は私、かなりのネタをここから引用させていただいていまして、
これ読まれるとボロがでて、大変恥ずかしい思いをすることになります(笑)
もちろん使っている教科書はこれだけではないですし、これもまた「麻」について書かれているモノでもないです。
「麻」の記述がちょっとでもある古代史、考古学、古代宗教に関する本を、片っ端から読んでいるので、
そういったことに興味が無い人には面白くないと思いますからね。
それと、西暦前7〜8世紀となると、縄文初期から中期のあたりですかね。
私は縄文晩期、つまり弥生時代へと移り変わる頃の、日本へ大量の民族が移住し始めた頃に
麻の宗教的使用があったのでは、と半ば期待混じりで調べています。

ちなみに、この書籍の作者が、どの文献から「麻の語源」について調べたかは定かではありません。