11/22(土) 01:20:54 |
マッキー |
RE: 使用の有無の判定方法は? |
Lil' NaNaさん、こんばんは。
私が知る限りの話ですが、現在のところ大麻の影響下にあるかどうかを判定する機械は存在していないようです。開発中、という話も聞いたことがありません。
オランダではどうしているかというと、大麻の影響下での運転の対策に四苦八苦しているという話を聞いたり、レポートを読んだこともありません。
あえて言うなら、飲酒運転への対策を今強化するために、ぬき打ちのテストが行えるような対策が講じられた話をどこかで読んだ記憶がありますが、興味がありましたら調べてみて下さい。
大麻と運転について、私はこう考えます。
もしも、大麻がアルコールと同等の影響を運転能力に与えるとしたら、アルコールと同等の対策が講じられるべきだと考えます。その場合、それがテストできる機械の開発が望まれます。
もしくは、別の言い方をすると、大麻が及ぼすであろう危険度に応じた対策が講じられるべきだと考えます。
では、いかなる対策が講じられるべきなのかを考える前に、文献は色々とあるのですが、例えば、このHPを訪れる人なら直接的に確認や裏付けをはっきりさせることのできる、「ニュース速報」の2002年記事からの結論を下記に抜粋します。
イギリスの研究結果: 「アルコールの影響下にある運転手とは異なり、大麻の影響下にある運転手は自らの運転能力の低下を自覚しており、慎重に運転することによって運転能力の低下を補おうと試みる傾向があることが明らかになった。」
オーストラリアの研究結果: 「アルコールは圧倒的に最大の交通事故の要因となっている。一方、大麻は交通事故の要因にはほとんどなっていない」という事実が確認された。また、交通事故による負傷者2,500人に対する過去の調査結果でも大麻が原因となっていたことがほとんどなかったことが明らかになっている。
興味がある方がいらっしゃいましたら、色々と様々国々で実施された大麻と運転に関連した文献があるのですが、例えば下記のリンクからも色々と調べてみることができますよ。
NORML http://www.norml.org/index.cfm?Group_ID=5448
Drug Policy Alliance http://www.drugpolicy.org/library/bibliography/driving/index.cfm
(個人的な話ですが、この二つの団体には毎年小額ですが、寄付しています。アメリカの団体なのですが、アメリカで起きている矛盾に満ちた状況もなんとかなって欲しいと願っているからです)
以上のように現在、色々と明らかになって来ていることから判断すると、アルコールと同等の対策が講じられる必要はないと考えても無難だと思います。
つまり、かぜ薬による影響や過労状態での運転に対する対策と同等でよいのかもしれません。
アルコールチェッカーによる飲酒運転のチェックを行うのと同じ権限で、例えば平衡感覚が失われていないのか、直線を歩かせてテストを行うことができるのか分かりませんが(すみませ〜ん。どなたかご存知の方いますか〜?)、アルコールチェッカーのような化学的なテストでなくても、安全に運転する能力が低減していないか判定できるはずです。その程度の対策で十分だと思われます。
逆に、アルコールへの対策と同様な対策が必要だと示している、最新の文献があれば、もちろん、また色々と考える必要があると思います。
非犯罪化が実現された場合、大麻の影響下で運転していることが発覚した場合、それは、大麻の使用そのものが問われるのではなく、そのような状況で運転してしまった判断力や責任感の欠如が問われることになるのではないかと思います。当然、それに応じた処置がされるべきだと思います。
飲酒運転が発覚した場合、その無責任さが問われるのであり、アルコールが悪いものだ、禁止すべきだという話にはエスカレートしないのと同じように。
このような観点からも、未成年者による大麻の使用は好ましくないと言えるかもしれません(まだ未成年者の方がいたら、ごめんなさ〜い。凛凛凛さんも、確かそうでしたよね。僕の場合、実はこの前、30才になってしまいました〜)。
ということで、大麻の非犯罪化が実現した後は、実質的にその人物がどのような状態なのかに応じた、適切な対策が打てることになるわけです。と思います。ハイ。
追記: さっきの書き込みでの訂正です。
誤:アナンダマイト 正:アナンダマイド 英語:anandamide
興味のある方は調べてみて下さい。
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