カンナビスト・サロン 過去ログ
本音論をめぐって

10/30(土) 15:26:31 町娘 2000年問題
突然ですが、皆さんは何か準備していますか?
小渕総理は「安心できる」と言いながら「準備した方がよい」という
矛盾したことを発言しているようで
それなら、「安心できないから各家庭でこれだけは準備しましょう」と注意を呼びかけたほうが
もし何かあった場合の被害は少なくなるのではないかと思います。
何が起こるかなんて、その瞬間にならないとわからないのに。
という私もあまり深くは心配していませんが、このことに限らず天災や人災などで起こる
非常事態に備えて備蓄食糧や防災グッズをチェックするよい機会かなと考えています。
”備えあれば憂いなし”と分かってはいても、平和に慣れていると「自分が被害者になる」と
いうことが想像できないから、無防備なまま過ごしている人は結構いるような気がしますね。
いつ起こるか予測不可能なことを不安に思うより、情報を行きわたらせて家庭レベルで防災訓練
をしたり、常に話し合ったりできれば個人の問題意識も高まって精神的にも(サバイバル精神が
育つということで)強くなれるんじゃないかと思います。
大麻とは直接関係ないですが政府の対応に不満を感じ書いてみました。
大麻によって命を救われる人がいるのに禁じられている。政府の認識不足や情報非公開または
誤りだと分かっているのに保身や怪しい副収入のために改善しない。
そうした政治家や官僚の体質、悪循環が健康な人を病気にしたり、助かる人を救えなかったり
するのは事実です。
病気だけでなく大麻は有効に使えるということを多くの人に認識してほしいですね。

10/31(日) 01:08:27 Re:2000年問題
「安心できる」という発言は、不安なところがあるのなら徹底的に見直せ!と言われないようにするため。
特に原発なんかはまっ先にやり玉に上がりますよね。
一方、「準備した方がよい」という発言は、実際に何か問題が発生した場合に警告を与えたかったと批難されることを避けるための免責行為でしょう。
どこも似たようなものです。
私はコンピュータのソフトの開発が本業なのですが(もろに加害者側の人間)、今年は職場の全員が年末年始は出勤で、24時間体制を取ります。
何か重大なことが起きるとは誰も本気で思ってはいませんが、できることは全てやっているという姿勢をユーザーに見せる必要があるのです。
こういう立て前ばかりの社会に疑問を感じつつも、いまだドロップアウトできずにいるのであった。
でも大麻の問題に関しては常に本音で語っていきたいと思っています。

10/31(日) 18:24:50 町娘 小さなことからコツコツと
Bさんレスありがとうございます。
発言に責任を持つという意味ではそう言うしかないんでしょうね。
立て前は便利ですができるだけ使わなくてもすむように変わっていってほしいなぁと思います。
しかしコンピュータ業界の方々は大変ですね。御苦労お察しします。
大麻の問題に関しては常に本音で語っていきたいというBさんの言葉には強い意志を感じました。
(Bさんに限らず、本気でこの問題と取り組んでいる人はいることと存じます)
大麻について語るのは勇気もいるしリスクも伴いますよね。
それでもこうして本音で語ろうという人たちが”在る”ということは心強いですし、やる気を
起こすきっかけになるのではないかと思います。
小さなことからコツコツと(西川きよしみたいですが)頑張ります。
調子にのって書きこんでいますが、考えが至らない発言があったら遠慮なく御意見ください。

11/03(水) 00:07:11 脱兎 大麻と本音


 Bさん、町娘さんの対話をうかがっていて、一言いわせてください。というのは、日本社会の「本音」-「建て前」の関係と大麻問題について、昨日、こんなことを体験したのです。
 先週から、来年公開の映画のパンフレット用の短い文章を書いていました(小生は文筆業者ですので)。この映画は、大麻の栽培と密売を巡るアメリカのブラック・コメディで、なかなか面白い映画です。大麻自体について、悪いものという扱いをしていないのも好感が持てました。そんな訳で、積極的に大麻の自由化を主張するような論調で解説を書いてみました。最初、相手側に原稿を送ったところ、とてもいいですねという応えで、こちらも喜んでいました。
 ところが、昨日、この映画配給に協力しているある自然派化粧品のメーカー(このメーカーはヘンプ〔大麻〕製品を扱うということで話題になったところです)の関係で、文章を一部、変えてくれませんかという話になりました。映画の配給会社や担当者に迷惑をかけたくないんで、匿名で話を進めさせてもらいますが、文章の中で大麻の効果を積極的に評価するような部分は、そのメーカーが嫌がるから削除できないかということでした。まあ、一種の自主規制です。
 そのメーカーは、大麻から問題になる成分(当然、THCなどですが)を抜いており、またそれにより自分たちの扱っているヘンプは「麻薬とは違うんだ」(この場合、THCなどが入っている大麻は「麻薬」になるわけです)と強調したいということらしいのです。マリファナを肯定的に書くことは、麻薬を肯定していると捉えられるので避けて欲しいということでした。
 配給会社の人は仕事熱心で、いい人でしたので、なるべく無理のない形に文章を変えました。しかし、このことから、大麻製品が世の中に広まれば、それだけで大麻の自由化が進むかのような超楽観的な意見(今年の前半期には、よくそういう話をする人がいました)が、いかに的外れな議論だったのか証明されたように思いました。そういう意見を口にしていた人の中には、大麻が悪いものではないことは、自分もそう思っている本音だが、日本ではなるべく世間に通りやすい環境問題という面からアプローチするのが「大麻自由化」の方向ではないかと語る人がいました。また、大麻ビジネスに目がいっている人もいました。
 別に、過去のことをとりあげて批判するのが目的ではありませんから、個々の言動についてはこれ以上、書きませんが、本音を言えない日本社会の構造は問題にしたいと思います(「言えない」というと、なにか自分が抑圧されている被害者的立場になって本来の問題が見えなくなってしまうかもしれない。むしろ「本音を言わない」としたほうがいいかもしれない)。
 この映画に、某自然派化粧品メーカーがからんだのは、マリファナ映画だからこそなのだし、盛んに大麻の葉のシンボルマークを宣伝に使ったのも同様に、意識を変える草(マリファナ)を意識してのことだと思います。自社の宣伝にはマリファナを使うけど、マリファナを社会的に肯定するような動きとは関わりたくない、もし、関わりそうになったら、むしろそのような動きを潰すという力学が働いているようで残念でなりません。
 大麻の問題だけは(人間は生活していく上で、いろいろ本音だけでは生きていけない部分があることを認めつつ)、本音で語っていきたいと思います。

11/04(木) 01:03:57 yen re:大麻と本音
 脱兎さんのいわれていることがこの問題の本質だという気がしました。
 ぼくも自分で自分が本当は何をしたいのかわかってないことがよくあって、何か本音とは実際には違う何かのために、自分やひいては他人をだまくらかしていたという経験がよくあります(特に以前に営業マンだったとき)。この「実際には違う何か」の「何か」っていったいなんなのだろう。ちょっとコワイです。何かわからないけど…
 結局、そういう本音じゃない何かって、そのときは一種の「ノリ」みたいのに支えられてうまくいってる気がするしパワーも沸いてくるんだけれど、最終的には自分がシアワセじゃなかったですね。後味の悪さかな、なにかそういうものがある。
 「大麻の問題だけは」とおっしゃっていますが、なんだか、いろんなことに当てはまる話だなとおもいました。

11/04(木) 16:10:50 V.C re:大麻と本音
 みなさんこんにちは、V.Cと言います。
建前と本音について少し意見を言わせて下さい。

 日本人が本音を言えない(言わない)理由に、もともと日本人は大陸を追われてやってきた精神的に弱い人種だからではないかと思います。普通に考えて、こんな極東の小さな島に住んでいる民族ですから。小さな島国に住む人達の、一つの選択肢として建前社会を作り上げてきたとも言えます。武士道なんてものも、日本人の精神的・肉体的弱さのアンチテーゼとも言えますよね。
 本音を言う事って勇気がいる事だし、その事に責任をとれる覚悟がなければ堂々と本音なんて言えません。それって凄いストレスですから。
 総意のような建前意見を言っていれば、誰も傷つかない……という幻想を頑なに守っているようです。
 でも、よぉ〜く考えると、本来は自分が傷つきたくないから建前を言う訳で、その建前のせいで、多くの優しい人達が傷ついているという現実があります。
 政治にしても何にしても誰もが建前として「結局何も変わらないんだから……」って言葉を、議論するたびに何百回も聞きました。じゃっ、どうすればいい? って本音を聞くと何も答えられない。意見が無いんですよ、突き詰めて考えた事が無いんですね。
 そんな事どうだっていいって大抵の人が思っている。だから、言わないのであり、言えないんですよ。
 言わせる方法はあったと思います。金融再編成にしても、もっとハードにやって、行政改革ももっとハードにやって、景気対策もお金を無駄にばらまくんじゃなくて、規制緩和をめいいっぱいやっていれば、無駄に50兆円も使うことなく……本音社会の第一歩が踏み出せたかもしれないですね。経済はある種、滅茶苦茶になっていたかもしれないですけど。なんでもかんでも、本音は先送りで、いまだに建前政治を続けています。それで良いと思っている日本人って根っからの楽天家ですね(笑)
 人間、追いつめられないと本音って言えないですから。一度ぶっ壊れてしまえば良かったと僕は思います。そんなの極論ですけど。
 長い目でみれば、教育で変えていくしかないと思います。また、気の長い話ですが。
 ようするに、責任をとりたくないから本音を言わない。自分の意見がないから本音を言わない。考えたこともないから本音を言わない……。本音って無意識的な感情だとかを反映しているじゃないですか。それってとても不合理だから突き詰めて論理的に考える事を訓練していないと、ただ馬鹿っぽい意見として流されちゃうんですよね。
 でも、それは違うと思います。本音を表層意識まで持ち上げて、論理的に戦略的かつ正当性を意味づければ、建前を遙かに凌駕すると思います。
 建前しか言わない人は、お馬鹿なつまらない人間だって事なんですけど、それ言っちゃうと建前社会では僕が馬鹿っぽく映っちゃうのかなぁ。
 あまり本音ばかり言っていると、たんなる嫌な奴になってしまうという現実もあったりしますし。

 大麻についてあえて意地悪な意見を本音で言えば、多くの一般的な人達にとっては大麻なんかどうでもよい植物なんじゃないでしょうか? 麻薬というマイナスイメージを払拭するのは大変な事ですよ。どんなに良いモノだと説得しても、何割かの人達は頑なに拒否してしまう。
 そんな現実を見ると、あえて建前を戦略として多くの人達に興味をもってもらう……という意見は、心情的に僕は理解できます。
 それが根本的な解決にならない事も理解していますが、何もしないよりましだと思います。「じゃあ〜、どうすりゃいいんだい……」これが本音ですね。

 同じ動植物の世界観で大麻を見ると、おぼろげながら答えが見えてくるような気がします。最近の研究では『ダーウィンの進化論』の弱肉強食という理論が間違っていたという研究結果が席巻しています。それは他を圧倒するものではなく、いかに他のモノと共存し、環境に調和した動植物が進化の過程において生き残ってきた、というのが最近の進化論です。だとしたら、この世の中の社会構造を根本的に変えるより、それが建前であろうが本音であろうがその事自体に意味はなく、いかに共存・調和させるかを考えた方が良いという考え方も出来ると思います。

 本音という言葉の意味の定義をせずに様々な意味合いの観点から長々と本音を語ってしまいましたが、みなさんが仰られる本来の意味を、本音とは人間の良心から生まれるもの……として捉えるなら、その良心の定義は別にして、僕も本音で語れる世の中を切望しています。後々、後悔しない為にも本音で語りたい。大麻の問題も同じです。
 まだまだ不勉強な為、本音で語るためのモチベーションをいかに持続させるか、という問題に頭を悩ませる毎日です(笑)
 なんだか、訳の分からない文章で、大変失礼致しました。

11/05(金) 00:34:09 re:大麻と本音
V.Cさん、興味深いご意見ありがとうございます。

>大麻についてあえて意地悪な意見を本音で言えば、多くの一般的な人達にとっ
ては大麻なんか
>どうでもよい植物なんじゃないでしょうか?

これは全くその通りだと思います。
よく、大麻を解禁するには、周りの人たちみんなに大麻を吸わせて、その良さを
解ってもらえばよいという人がいます。
私はそれほど楽観的には考えられません。
もし100人が吸ったとしたら、本当に大麻が必要と感じ、現状を打開するため
に何らかの行動を起こそうと思うのはせいぜい1割程度でしょう。
同じ1割合くらいの人は自分には合わないから関わりたくないあるいは反対しよ
うと考えるかも知れません。
残りの大多数は大麻をアルコールの代替くらいにしか考えず、あれば吸うかもし
れないが大麻解禁のために敢えて自ら行動を起こそうとは思わない人たちでしょう。

これらの大多数の人たちを取り込むために環境とか医療とかを前面に出すのも一
つの方法です。
でも、その結果、THCの少ないトチギシロだけが栽培可能になったり、重病患
者だけが使えるようになっても私自身はうれしくありません。
そのために自らの貴重な時間を割いてまで何かしようという気にはなれないのです。
また、どこか嘘っぽいですよね。
もちろん、本気で環境や医療に取り組んでいる人たちもいますし、そういう人た
ちを積極的にサポートしていきたいとは思いますが、それだけに注力しようと
は思いません。

私たちは少数派の権利という側面から大麻の問題について訴えていこうと考えています。
必ずしも多数派の意見や好みに従う必要はなく、少数派にも選択の自由があると
いうことです。
また、単に権利だけを訴えるだけでなく、アルコール、タバコ、カフェインなど
多数派が好む嗜好品よりも安全だということについての理解を広めていく努力も必要でしょう。
私たちはこのような視点から個人使用の非犯罪化を目指し、活動していきたいと考えています。

11/05(金) 01:06:21 yen re:大麻と本音
 V.Cさんの「大半の人にとって大麻はどうでもよい植物であり、麻薬であるから、そのマイナスイメージを払拭するには、建前を戦略として多くの人に興味をもってもらう必要がある(ということには心情的に理解できる)」というのはなるほどと思いました。
 確かに具体的な行動を起こす場合に生じるいろんな障害(警察に目をつけられるとか、親兄弟など周囲の反発をかうとか)を避けられるようにしたいのも本音ですね。
 あえて「大麻と本音」にこだわってしまうと、慎重になってなかなか行動ができなかったり、結局(理解されなくて)なんの影響力も発揮できないのかもしれない。
 「大麻と本音」というのは、今のところ、「大麻というものをあらかじめ知っている人たちの間だけで有効な真実」とも言えるのかな。どうなんだろう。
 難しいですね。やっぱり「どうすりゃいいんだい」です。

11/05(金) 20:51:25 町娘 re:大麻と本音
>多くの一般的な人達にとっては大麻なんかどうでもよい植物なんじゃないでしょうか? 

私もそう思います。だからといって悲観的にはなりたくないし、現実をわかっているほうが
より効果的な対策もとれるのではないでしょうか。
本心からでる言動だから自信を持てるし、納得してもらえるよう努力したいと思っています。
建て前だらけの社会に対して「否!」と言っている私が自分の口から建て前を言うのでは
矛盾しますもんね。
しかも本当はそう思ってないのに環境や医療を建て前に使うのは、真剣に環境や医療の問題に
取り組んでいる人たちの妨げになる気がします。(言い過ぎかもしれませんが)
終始一貫した意見を通すほうが効果的でしょう。

>YENさん
>あえて「大麻と本音」にこだわってしまうと、慎重になってなかなか行動が
>できなかったり、結局(理解されなくて)なんの影響力も発揮できないのかもしれない。

と思う気持ちはわからないとは言いませんが、そう考えてしまう根底にはYENさんが
大麻は悪いものじゃないと言い切れない迷いのようなものがあるのではないでしょうか。
本音で語っている人は少数でもいるのですから前向きに行きましょうよ。
なんて勝手に推測してすいません。励ましのつもりなんですけど。

11/05(金) 23:40:57 脱兎 楽で面白いこと
 V.Cさん、Bさん、yenさんの「大麻と本音」を巡る意見について、細かなことは省いて自分なりにポイントと思えることを2点言わせてもらいます。
 一つ目は、V.Cさんの「大麻についてあえて意地悪な意見を本音で言えば、多くの一般的な人達にとっては大麻なんかどうでもよい植物なんじゃないでしょうか?……そんな現実を見ると、あえて建前を戦略として多くの人達に興味を持ってもらう……という意見は、心情的には僕は理解できます」という意見はなるほどとは、どうしても思えないんです。「心情的」というニュアンスは分かりますが、突き詰めると、それは幻想なんじゃありませんか。
 リアルに見ると、ある社会的主張を掲げたたとき、建前で人間が動くとは思えません(それが、小生の経験からの総括のひとつです)。勿論、一時的に雰囲気で動くことはある(長続きはしません)でしょうし、金や欲望、もっときれいな言い方では、趣味や興味で動くことはありますが。
 この問題については、Bさんの「少数派の権利」という視点に賛成です。少数派でも声が大きければ社会的な力になるんです。大まかにいって選挙の得票率により政権を担う政党が決められるというのが民主主義のルールですが、もし国民(成人)全体の中での支持率として計算(投票率を加味)すると政権党も少数派でしかありません。ましてや大麻問題に関心がある人間など、数的には少なくて当たり前でしょう。
 二つ目は、「本音」というのは、あくまでも「自分の本音」なんじゃないかと思うんです。極端に言って、他の人のことは考慮にいれないくていいんです。例えば、小生は大麻について自分の本音を言ってるんです。それで仮に「具体的な行動を起こす場合に生じるいろんな障害」(yenさん)があってもいいんです(実際は、言論活動なので殆ど障害はありませんが)。別に仕事がそれで危うくなることもないですし、他人からどう見られてもなんともありません。そんなのは、お前だけだと言われそうですが、具体的な話としては、それほどの「危惧」はありませんでした(小生は、そのような「危惧」は想像力の産物、というか妄想の一種だと思うのですが。但し、この「危惧」、あるいは妄想は日本人の大多数に深くインプットされている心性だということは認めます)。日本経済はメチャクチャでこの先、生活がどうなるか分からない時代、何を恐れるんでしょうか。
 それに、なによりの本音で言ったほうが面白いですよ。小生にとっては、建て前だらけの世の中で唯一、好きなだけ文句を言えるので、これ以上、痛快で面白いことはありません。遭遇する「いろんな障害」と行動することによる面白さを天秤にかけると、やっぱり面白さの方が遥かに大きいんです。これ、ホントなんですよ。
 「長い目でみれば、教育で変えていくしかないと思います」というV.Cさんの意見に賛同しますが、それにつけ加え、小生は自分が(できる範囲で)本音を言いだすことも大切だと思っています。V.Cさんは、教師なんでしょうか。小生は、教育とは全く関係がありません。自分以外の他人がなんとかするんじゃないか、他人の目がどうなっているか、といった思考法が「本音」を抑制させる元凶なんじゃないかと思うのですが。
 仮に「自分以外の他人がなんとかするんじゃないか、他人の目がどうなっているか、といった思考法」ではいけないという教育を生徒・学生にしたところで、それを語る教師(その背景にある教育システム)がそういう生き方を身を持って示せないなら生徒・学生はそれを「建て前」としか受けとめない(誰も真に受けない)でしょう。ということならば、自分(この場合、小生でも、V.Cさんでもいいんですが)が教師(あるいは文部省)にそういう生き方を示せと強要することになります。そのとき、自分はしないけど、あなた(教師)はそういう生き方を示すべきだなどとは言えないんじゃありませんか。結局、自分がそういう生き方を示すというか、行動するということが問われるんだと思うのですが。
 別に「〜せねばならない」といった論を振りまわすつもりはありません。小生にとっては、大麻問題を語るとき本音の方が楽で、面白いからそうしたいと思っているんです。
 
 

11/07(日) 05:42:11 mattun re:大麻と本音>V.Cさん
誰に対して『意地悪な意見』なんでしょうか?
『多くの一般的な人達』の中に、あなた自身入ってます?入ってません?
あなたにとっては『大麻なんかどうでもよい植物』なんでしょうか?それを本音で聞かせてください。
私の本音は「大麻大好き」です。有害どころか有益な植物だと思います。大麻を有益な植物たらしめる最たる所以は、その比類なき精神作用にあると思っています(この精神作用が「無害であるとはいえない=有害である」というのが取り締まる側の根拠になっているわけですが、はたしてこの世の中に、どんな人にもどんな時でも100%無害だと証明できるものがどれくらいあるんでしょうか?相対的なものでしかないと思うんですが。疑わしきは罰せず。しかし司法当局は。。。以下またの機会に) 。
皆さんに「大麻好きになってくれ」と言っているのではありません、嫌わないでほしいですが、嫌う人もいるでしょう。せめて理不尽なことで大麻を苛めないでほしいと思っています。
「大麻=麻薬という誤解を解くこと」と「喫煙を勧めること」とは別のものです。無理に勧めて嫌われないようにしましょう。吸わなくても、大麻にまつわる様々な事実を知り(伝聞であれ実体験でれ)、普通に社会生活が営める程度の知能があれば、充分理解可能です。
『あえて建前を戦略として多くの人達に興味をもってもら』っても、あなたの仰るとおり『根本的な解決にならない』と思います。
『本音』を隠して、予めもしくは同時に精神作用に関する情報を提供せず、頬被りをきめ込んだとしたら、『建て前』が綻び『本音』を垣間見せた(見せてしまった)とき、こちらの意図とは裏腹に、せっかく興味をもってくれた人が否定へと傾く可能性を、かえって大きくしてしまうことになる、とは想像できませんか? 『建て前』だけを聞かされて興味や好感を持ってくれた、素直で純真な人を騙すことになりませんか?
たとえば、「大麻=マリファナ」という事実を知らない場合、『建て前』だけを聞かされて、大麻はいいもんだと信じた人が、「大麻=マリファナ」だと後から知らされたき、どう思うでしょうか?
又は「大麻=マリファナ」は知っていても「マリファナ=麻薬のようなもの=有害」と誤解している場合、『建て前』だけで誤解が解けるでしょうか?かえって誤解を生むことになりませんか?
「精神作用も含めて必ずしも人体や社会に有害なものではない」という認識を得られないとすれば、いつまでたっても「大麻(マリファナ)=麻薬=害悪=社会から撲滅せよ」の図式は崩せないでしょう。
それでも 『何もしないよりまし』なんでしょうか?私はそうは思いません。『本音』も『建て前』もさらけだしたうえで下された判断じゃないと、いつなんどきひっくり返されてもおかしくないでしょう。
私はドリーマーですがギャンブラーではありません。生きていくこと自体「賭け」ですから。
これ以上誤解を増やしたくないし後戻りもしたくありません。今まで費やしてきた時間を無駄にしたくないしこれからの時間も残りが限られています。生きているうちになんとかしたいと思いませんか?
「大麻って思ってた(聞いてた)より悪ないやん!何であかんの?」と気づいてくれる人が一人でも増えることが、当面の目標だと思っています。さらに、気づいた人の中から「なんとかしょうや」といってくれる人が一人でも増えていくことによって、前進スピードは上がっていくでしょう。
『建て前』を否定しているのではありません。『建て前』に本気で取り組んでいる人に失礼ですから。
私にとっての『建て前』が本音の人もいるでしょうし。
しかし『建て前』を建て前で使うことはしたくないと思っています。
大麻の問題は本音ぬきでは語れません、というか誰も聞きたくないでしょう。
誰も飲まんでしょう、酔えない酒は。(私は飲みませんけど)     
本音は本音です。いいも悪いもきれいもきたないも関係ありません。他の誰でもなく、あなた自身があなたの本心であると信じることのできるところから発せられることば=本音なんじゃあないでしょうか?

11/07(日) 09:43:02 mattun re:大麻と本音>yenさん
>自分で自分が本当は何をしたいのかわかってないこと
私もそうでした。極論をいってしまえば、死ぬまでいや死んでも本当のところは誰にもわからないじゃあないかと思います。だから生きてるうちに選択して決定していくしかないんです。選択した生き方が正しいとか間違っているとかは、あまり考えないほうがいいと思います。答えは出ません。自分のゴールは自分で決めてもいいというのが俺様人生ゲームの特権でしょう。文句をつけてくれることはあっても、誰も代わりにPLAYしてくれませんし、できませんから。ぼんやり遠くに霞んでてもいいんです、だいたいの方向さえわかれば。『本当は』何をしたいのかわからなくても、今、このときをどうしたいのかを自分に問うて素直に従い、どう過ごしているのかをたまには見つめて、方向が違ってると思ったら、軌道修正すればいいんです。その積み重ねが結果として『本当は』になるだけのことだと思います。ときの流れに身を任せもありです。でも流れが自分の行きたいほうへ連れていってくれるとは限りませんから、自分のゴールは自分の足で辿り着くしかないんです。どう曲がりくねろうが一筆書きの一本道。他の道と交わったり、並んだり、重なったりすることはあっても、他の道へは進入不可、一人一本です。自分に正直に、自分のペースで、あとは自分を信じて完走するだけです。
できるだけ本音で生きるほうが、かえって楽ですよ。下品かもしれませんが。
感じたままに書きました。的外れだったらごめんなさい。

11/07(日) 16:24:45 yen re:大麻と本音
 町娘さんが指摘されているように、ぼくにとって大麻は完全に悪いものじゃないと言いきれない迷いみたいなものはあるのかもしれません。つまり、本音ということでよーく考えてみると、やっぱり結局ぼくは大麻はモーレツに好きなわけではないのかもしれません。ただ、大麻を大好きな人たちが理不尽な扱いをされるいわれはないと強く思っていますし、もちろん、ぼくも大麻をたしなみたいわけで、しかも気がねなくたしなめるような社会に日本がはやくなって欲しいと思っています。
 ここで議論されているのは、それをいかに合理的に(あるいは楽に)やるかという点での違いの問題なのでしょうか。

11/08(月) 00:02:42 Re:楽で面白いこと+大麻と本音
いいですねー、私も脱兎さんのように面白いからそうするんだと言いきれるようになりたいものです。

さて、皆さんのご意見を伺っていて、自分でもただ漠然と「本音」と言っているだけのような気がしてきました。
よい機会なので、「本音」にこだわる理由を自分なりに整理してみました。
(そろそろこの話題には皆さん飽きてきたかも知れませんが ^^;)

まず、本音を隠して立て前ばかり言っていたら自分自身が辛くなってしまうということ。
立て前を言うくらいなら、何も言わない方がきっと楽でしょうね。
平気で嘘をつけるような人は論外として、自分の気持ちを偽ったり妥協ばかりしていると、後ろめたい気持ちが積み重なって、どうにもがまんできなくなりませんか?
いつまでも本心を偽り続けるのは辛いことです。
皆さん言われているように、立て前を押し通すことの方が遥かにエネルギーを使うような気がします。
立て前を立て前で正当化するという行為の繰り返しになり、どこかでポロっと本音が出てしまった時に全てを失うかも知れないというプレッシャーに悩まされるなんて、考えただけでゾッとしますね。
ただし、立て前ばかり言い続けていると、何時の間にか自分でも本音との区別がつかなくなってしまうこともあるようです。
これまでの体験から学んだ一種の自己防衛のための手段なのかも知れません。
ところが、大麻を吸うと(おっと、この発言はタブーか、でもいいや書いてしまおう)、それが幻想であることがよく解ります。
何が本音で何が立て前なのか、どうするのが自分にとって一番楽で正直なことなのか、などなど。
大麻を吸っている人で立て前ばかり言う人は信じられません。

また、大麻の解禁を進めるにあたっては、体制側や大麻を知らないの人たちに、
「嘘ばかり言わずに正しい情報を開示しろ!」とか
「あなたたちは洗脳されている、目を覚ませ!」
といったことを言おうとしているのに、自分自身が立て前を並べていたり、立て前を本音と思い込んでいたりしたら洒落になりませんよね。

本気で大麻を解禁したいのであれば、本音をぶつけていかないと先に進まないだろうし、協力してくれる人も集まらないというのが私の考えです。
立て前で押し通せる問題であれば、多少の我慢を強いられることもやぶさかではありませんが、とてもそうは思えません。

最後に誤解がないようにひとつだけ言っておきたいことがあります。
本音にこだわっているのは、あくまで解禁を目指す運動を推し進める上での話です。
自分にいろいろなことを教えてくれた大麻の復権のために何か少しでも役に立ちたい。でも、解禁運動に参加するのはちょっと恐いから、環境や医療の面からサポートしよう、という人を否定する気は全くありません。
それはそれで素晴しいことだと思います。

11/08(月) 15:00:41 yen 建前と本音
 さすがBさん。わかりやすいお話ありがとうござます。リアリティの深いところがわからないぼくにとしてはとても助かりました。
 「ある運動が、その活動の結果としてどういう世界を実現しうるか」ということを深く考えるべきだということなのかな、多分。合理性とかじゃなく。
 環境面から取り組んでいる人は、本音でそれが地球のためになると信じるからこそやっている(別にTHCを摂取できなくてもいい)ということも考えられるわけで、それをこっちが勝手に「お前は建前でやってるから間違ってる」なんていえないですよね。でも、本当はTHCを摂取したいはずなのにやっているとすれば、その活動が導き出すであろう結果をもう一度よ〜く考えてみてほしいってことなんですね。(でもその上で、あるリアリティによって、やっぱり環境問題なんだっていう人もいるだろうし。)
 「ある運動が、その活動の結果としてどういう世界を実現しうるか」とは逆にいうと「自分はどういう世界を実現したいか」ということなのかな。本音という言葉の定義がもしあるとすれば、ぼくの中ではこれにしたいな。
 そして、それををちゃんと意識に汲み上げる(V.Cさんもそのようなことを書かれていたかも)ことをちゃんといないと実現しないということなのかなと思いました。

11/08(月) 15:30:33 yen 質問:環境面からの取り組み
 環境面からの大麻への取り組みというのは、THC入り大麻の解放をめざす人たちにとってはむしろ「妨害」であり「敵対関係」であると考えるべきなのでしょうか。たとえば、それは結局「無毒大麻」の公認という形で体制に絡め取られてしまい、さらに「有毒大麻」というものが改めて定義され、さらなる規制という形になる可能性があるかもしれませんね。例えばですけど。
 共闘(V.Cさんのいう調和かな?)しうるとすれば、どういう点と考えるべきなのでしょう?むしろ、つぶしにかかったほうがいいのでしょうか?
 また、環境問題をやっている人にはひょっとしたらなにか、隠れた戦略があるものなのでしょうか?(もっとも、もしそれが建前で、別に本音があるとすれば、その具体的な戦術をここで暴露するわけにはいかないでしょうけど)

11/08(月) 17:44:06 V.C Re:楽で面白いこと+大麻と本音
こんにちは、みなさん。V.Cです。

 脱兎さんの仰る事、流石に深いですねぇ〜。まったくその通りだと思います。しかし、その境地というか、その精神的レベルに達しておられるからこそ、そう言い切れるのだと思います。僕も、本音で生きている数少ない人間だと、ちょっぴり自負しています(笑)
 脱兎さんにしても、Bさん、mattunさんにしても……それは、自分は何処からやってきて何処へ向かうのか? 何が好きで何が嫌いなのか? 自分という個とは……という答えの無い(あるのかもしれないけど、有史以後、多くの大天才が取り組んでまだ誰も明確に答えていない)命題に取り組んで自分なりの考え方(決して答えでは無いですよね)を持たれている、もしくは考え続けているからだと思います。(答えなんて無いという境地とも言えますが……)奢った言い方かもしれませんが、数多くの(建前という幻想を追っている)無関心な人々は、自分だと確信しているこれまた自分という幻想に振り回されているから、本音を楽しめないんだと僕は思います。
 もっと突き詰めて考えると、この現実でさえ、個々の受け止め方や感じ方が違うので、自分の中の現実だと思っている幻想に過ぎない……とも言えます。ちょっと哲学的ですが……。所詮、幻なんだとしたら、楽しい方がいいと思うのに……と思うのですが、こういう考え方ってなかなか理解されないですね。そこまで考えた事が無いからでしょう。ちょっと横柄な言い方ですが。

 建前という幻想を追っている人達に、楽しむための本音の意味を理解してほしい・考えてほしい……と言ったところで、それは本音の意味から察すると本末転倒のような気がします。それは各個人が考え、実体験として理解出来る事であって、人に言われて理解できるようなレベルの問題ではないからだと思います。だから、建前を戦略としている人達にとって、それは根本的な解決にならない……という実体験の上で、本音を楽しむという境地に達するのでは? となる訳です。そう考えると、脱兎さんが教育について仰れた事にもリンクするのですが「自分以外の他人がなんとかするんじゃないか、他人の目がどうなっているか、といった思考法」を否定する事を教える。のではなくて、そういう事もひっくるめて、自分で考えるという練習方法を教える……が大切なのでは? と言いたかったのです。この日本の学校教育において、「自分で考える」というカリキュラムが如何に少ないか……と自分は感じているので。(日本の勉強って、とりあえず暗記ですから。)
 自分で考えた結果が、「大麻は悪いモノだ……」でも、それが本音なら、それはそれで認めてあげればよいし、ただそれは大麻というものに対して無知である……という知識を教えてあげれば良いことだと思います。その受け止め方も千差万別であって良いと僕は思います。だからあえて、自分にとっての本音は良心に由来すると言ったのです。その良心は、相手の事を思いやることであったり、相対的な良心です。例えば、実践哲学や心理学や宗教で言われている理性的良心です。自分、自分と自分にとってどうなのか? 他者は関係ないとはいいますが、他者あっての自分でもある訳ですから。もっと核心的な良心とでもいいましょうか。僕にとっての本音ってそんなことだと思います。決してきれい事を言っている訳ではありません。また、それは妥協するための良心でもありません。多分、あまり自分に固執しても楽しくないので、バランスをどのようにとるか? という自分なりの考え方なのかもしれません。

 「リアルに見ると、ある社会的主張を掲げたたとき、建前で人間が動くとは思えません……」というのは、同感です。とはいえ、理想としての民主主義は、少数派意見の尊重ですが、(日本がその民主主義を実現している法治国家かどうか? というのは別にしても)どうでも良い大多数の人々の認知度を上げなければいけない……どうでもいいけど知って貰いたい。必要としている人達にとっては本音でも、大多数の人達にとっての受け止め方は、建前の延長でしかないと感じます。後々、それが本音に変わる事はありますが。だから、それを戦略としても心情的に理解できると……。mattunさんの本音について言われている事も正にその通りだと思います。(僕の言いたいことって、みなさんと同じ様な事を繰り返し言っているだけかもしれませんが)
 僕の中での核心は、本音だとか建前なんて、実はどうでもよい事であって、たんなる一連の流れの中の過程に過ぎない……と認識しています。様々な考え方や方法があっていいと思います。本音を隠して、若しくは考えもせず建前を貫き通す辛い生き方が楽しい……という人もいるでしょうし。友達にいます、そういう人。その行動のモチベーションは、あくまで本音に由来していなければ……と言うことに執着する必要も無いような気がしてならないんですよ。
 これも『意地悪な意見』になってしまうかもしれませんが、オウム問題を例にすると、本音と建前の矛盾や、少数派意見という民主主義の理想という矛盾が垣間見れると思いませんか? オウムは極端な例ですが、GALにしたって創価学会にしたって、彼らにとって本音ではあるけれども、問題を起こした時は建前という戦略を使って、この社会に共存してきたという現実があります。もっと言えば、彼らにとっての本音って何なのか? ってあくまでお金儲けで学会に入っている人もいるでしょうし、付き合いという酔えないお酒を飲む人も大勢います。それは精神的な成熟度に起因する事であると僕は思います。
 だからこそ、お互いを理解したいという願望の上で、意見を同じにする人々と大麻について語る時、本音で語りたい……とみなさん言われるのでしょうし、僕も実感としてそう思います

V.C

11/08(月) 17:45:18 V.C Re:楽で面白いこと+大麻と本音2
つづきです。V.C

>誰に対して『意地悪な意見』なんでしょうか?
それは、自分も含めた「大麻を愛する人達」に対しての意地悪な意見です。それはあんまり意地悪だとは思わないのですが(それが現実なので)、角が立たないように遠回しに言ってみました。
 それと、建前が事実を言わない事というのはちょっと違うと思います……。表向きの基本方針という意味で、本音の反対語ではないと思うのですが。建前って、それが正しいか間違っているかは別にして、本音を言わない事が建前なのではなくって、共通意見だと思っている思想だとかその行動だとか、自分の意見に関わらず在る共通意見みたいなモノが建前だと思いますが? だから、建前しか言わない奴って、自分の意見の無いつまらない奴って書いたのですが……。

 そして、僕は大麻は超大好きですよんっ>mattunさん

 あまり共感的意見を書いても、楽しくないと思ったもので、こんな屁理屈をこねくり回した文章になってしまいました。大変失礼致しました。みなさんの意見、大変楽しく読ませて頂きました。

11/09(火) 00:36:58 Re:質問:環境面からの取り組み
環境の人たちを敵対視する必要はないと思いますよ。
いい加減にやられると、じゃまかになるかもしれませんが。
仮に有害大麻と無害大麻を区別しようという動きが出てきたとしても、それはそれで大麻について見直すきっかけとなる、よい機会になるのではないでしょうか。
厚生省内部とかで暗黙のうちに決められたりすると困りますが、ちゃんと各界の専門家(できれば海外からも呼んで)が公の場で意見交換できるような機会が設けられたとしたら、一歩前進ではないかと。
その結果、有害と判断を下されたとしても、その理由が明確になるのは良いことです。
今は、取り締まる側が何を問題視しているのかがはっきりせず(おそらく自分たちも解っていないのでしょうが)、一般に危険と思われていることをこちらが勝手に想像して、それに対して反論するという訳の解らない状況にある気がします。
まともに議論できる土俵に乗れれば勝てると考えるのは楽観的すぎますかね?

また、皆が一斉に免許申請に殺到して、収集がつかなくなって、免許制度ひいては大麻取締法そのものの見直しにつながれば面白いなどと密かに考えています。
ただし、本当に免許が必要な人たちに迷惑がかかってしまうかもしれませんが。

11/09(火) 06:02:11 mattun 方法論とリスク
V.Cさん、さっそく丁寧なお返事ありがとうございます。生意気ですみません。V.Cさん自身、大麻を肯定されているのか否定されているのかどちらでもないのか、よくわからなかったもんですから。少し挑発するようなことを書いてしまいましたが、おとなですねー、御協力感謝、感謝。今後ともよろしくお願いします。
私が書いた建て前(『』なし)は、表向きの方針、原則、という辞書通りの意味で使っています。
『』つきの『建て前』は、V.Cさんのご意見から引用したつもりです。
便宜上、大麻をめぐる現状認識を含めて『建て前』の対立概念として『本音』(『』つき)を使いました。『建て前』は『本音』以外のすべて、『本音』は建て前(『』なし)を含むものとして。
理解していたいただきやすいように書き分けたつもりですが、筆がいたらずかえって分かりにくかったみたいですね、ごめんなさい。この地球に自分ひとりではない以上、他者と共生していくうえで建て前は欠かせません。人類全てがテレパシーで感応しあうことができれば、口にださなくとも真意が誤解されることなく心から心へ伝えることができれば、別でしょうけど(よこしまな考えうっかりもてませんなあ)。
前にも言いましたが、『建て前』自体を否定していません。V.C さんも御承知のとおり(耳タコでしょうが)、大麻には様々な側面があって、そのどれをとっても悪いところは見当たりません。最優先で医療に使ってほしいし使いたい。繊維にも使いたいしもっと使われていいと思う。食品にも使いたいし食べてみてほしい。燃料にも使いたいし使った方がいいと思う。建材に使いたいし使った方がいいと思う。石油化学製品と代替できるものはしてほしいし木を切るより大麻製紙を使いたい。大麻と共生したいし子孫のためにも地球の将来のためにもした方がいいと思う。。。とアホかと思われるかも知れませんが本気で考えています。これらも私にとっての本音です。またそれらの側面にそれぞれ真剣に取り組まれている方々に対しても共感をもっていますし敬意を抱いております。できれば先達の方々に教えを乞いたいとも思っています。
しかし、それらを主張すれば大麻は認められるでしょうか?精神作用のない大麻が開発されて完全に品種が固定されるのを待つんでしょうか?種と繊維は規制されていません。国内で足りなければローコストで輸入できます。精神作用のない大麻がすでにあるのならそれで充分ではないか、と問われたらどう返答するんでしょうか?つづく。。。

>yenさん
つぶしにかかるなんて不穏当なこと言わないでください。ジェントルにいきましょう、ジェントルに。私たちがつぶしにかかられたら、理由の如何にかかわらず、相手に対して敵意をいだくでしょう?それと同じことです。間違えないでください。敵ではありません。私たちに敵がいるとすれば、大麻の真実を知りながらあえて隠している、もしくは本当の意味で職務怠慢な人(たとえば厚生省、通産省、農林省)、点数稼ぎのために犯罪者をつくりだしているもしくは著しく権力逸脱している人(たとえば国家公安委員会、法務省)など、大麻取締法があったほうが都合のいい人たちではないでしょうか?もっといえば、いわれのない過去の呪縛に怯える自分自身(私も含む)の心のなかに潜んでいるのかもしれません。私たちの活動は、できるだけ隠当かつ合法的にすすめる必要があり、また、どうにかこうにかやってこれたと思っています。これからもその線で続けませんか?この話題もつづく。。。

11/09(火) 11:48:09 mattun 方法論とリスク2
V.Cさん、つづきです。
直接的に人命にかかわる事態すなわち大麻以外の何ものにもかえがたい効果によってしか、その命を救えない場合、緊急避難も成り立ち得ます。誰も文句いえんでしょう人道的に。その人に限り。
しかしベターであるというのなら、まず他のものとの比較における救命効果の優越性を示さねばなりません。さらに、規制する根拠となっている精神作用の及ぼす害悪(by司法・行政当局)と比較考量してもなお、大麻を使用することのほうが少なくともましであると示す必要があります。
治療に効果があるのなら、副作用(大麻の場合、精神作用)と比較してもなお 、その効果が上回っている場合に限られます。もしくは健康にいいのなら尚更のこと、精神作用恐るるに足りずと明確に示さなければ、認可され得ないでしょう。
間接的に人命にかかわるというのなら、私も主張したい。大麻と共生することで本気で長生きできると信じている私に早く死ねというのか!私が幸福に生きる権利はどこいった!責任者でてこい!(by人生幸朗)と訴えても、「何ゆうてんのん、このドロ亀!!(by生江幸子)」とツッコミ入れられるだけで済めばいいですが、大麻中毒者か大麻依存症に仕立て上げられることでしょう。
日本における大麻政策・司法判断は、大麻が有する有害性(社会と人体に対してby司法・行政当局)、特に精神作用に関して言及し、少なくとも必ずしも有害なものではないといえる客観的事実と根拠を明確に示し、有害であっても許容し得るであろうと認めない限り、動く気配はありません。山を動かすには、まず大麻好きが声をあげて精神作用について様々な角度から検証し具体的事例を積み上げていくしか後戻りさせようのない確実な道はないと思っています。ですから、ここに非力ではありますが全力を結集しているのです。
『本音』(『』つき)。。。喫煙に関すること。ハイになる、ストーンする、一服キメるといった、少なくともV.Cさんや私のような大麻好き(たぶんその他の大麻に関心をもっている人のほとんど)にとって、なにゆえ大麻じゃないとダメなのかという問いに対して、この単純にして明快な理由と真実を伝えない限り、関心のない人、疑っている人、規制したい人から同情や憐憫は得られることはあっても理解までは程遠いと思いますし、真の理解など得られようもないと思っています。また 私は人を見くだした同情など願い下げです。卑屈な態度もとりたくありません。さらにつづく。。。

11/09(火) 12:00:08 mattun 方法論とリスク3
さらにつづきです。 データサイズが大きすぎて一発でUPできなかった(初体験)もので。
>自分で考えた結果が、「大麻は悪いモノだ……」でも、それが本音なら、それはそれで認めてあげればよいし、ただそれは大麻というものに対して無知である……という知識を教えてあげれば良 いことだと思います。その受け止め方も千差万別であって良いと僕は思います。

同感です。すべての人にいいものだとは、思ってません。また情報が正しく開示され伝わった上で過半数の人に拒否されるのなら、あきらめませんが厳粛に受けとめます。

>その行動のモチベーションは、あくまで本音に由来していなければ……と言うことに執着する必要も無いような気がしてならないんですよ。

私もそう思います。動機は不純でも我慢します。しかし裏のあるうさん臭いやつの言うこと、誰が信用します?しかも、うさん臭い大麻のことで。いちばんの関心事をぼかすから、うさん臭くなってしまう。結果、大半の人の右の耳から左の耳へ素通りして心に刻めない、いつまでも馬の耳に念仏状態が続く。私は他の方法論を否定していません。しかし何故確実な方法をわざわざ避けて通るのか?他にもっと確実で早い方法があるのか?知りたいと思います。御存じでしたら御教授願います。納得できれば取り入れさせていただきたいとお思います(私は、ですが)。

>これも『意地悪な意見』になってしまうかもしれませんが、オウム問題を例にすると、本音と建前の矛盾や、少数派意見という民主主義の理想という矛盾が垣間見れると思いませんか?
 
この国において、民主主義は建て前であって本音ではないし、また民主主義が実現しているとも思えません。国民の過半数の意見・願いと政策のどれほどが一致してるんでしょう。またそれらの意見を吸い上げて実現するシステムがどこにあるのでしょう。選挙制度自体、民意が素直に反映されるようにはできていない。衆愚(これも国民をバカにしてますが)に陥らないように代議制を採っているにもかかわらず、代愚(大愚)にもほどがある。三権分立はかたちだけ。司法は行政におもねっている。国民そっちのけで政・財・官共同体の利益のみを求めてこの国は動いている。少数派意見の尊重なんて口先だけのおためごかし、生かすも殺すもお代官様次第。一部の利権集団の決定に従わされるより、たとえ衆愚に陥る可能性があるにせよ、国民の過半数の意見の方にとりあえず私は従いたいと思う。この国の国民もバカではないと示したいし、バカではないと信じたい(自分も含めて)。右翼でも左翼でもないけれども、この国を愛してる。理由はない。。。おっといけない、グチっぽくなってしまいました。政治の話はまたの機会に。
オウムは極端すぎます。話の内容が変わってしまいますので、言いたいことはありますがコメントは控えます。創価学会は、もはや少数派というには大きすぎます。GALについては、人に迷惑をかけていないと強弁するのが常ですが、基本的に放っとけばいいと思います。やったことは全部彼女たち自身にに返ってきますから。躾は親の仕事です。これらは例えとして私にはピンときません。できましたら、もっと分かりやすい例を頂戴できませんか?さらに、次は方法論におけるリスクについて突っ込んでお話させていただきたいと思っていますので、忌憚のない御意見、御感想頂戴できますでしょうか?
あーまた調子に乗って生意気なこと長々と書いてしまいました。けんかを売るつもりも悪気もありませんので、言葉遣いの至らなさ御容赦お願いいたします。V.Cさんなら真剣にお話しさせていただけると思い、つい嬉しくて夢中になって書き込んでしまい気がついたら朝でした。是非とも今後ともよろしくお願いいたします。

11/10(水) 16:55:13 脱兎 大麻と本音を巡って
 V.Cさんのご意見拝見しました。申し訳ありませんが、全体的にリアリティが希薄で、論旨もはっきりしないように思えます。しかし細かな指摘をすることに意味があるとは思えませんので、その方向には議論を進めません。大麻について語るだけに留めます。
 そうそう、最初にmattunさんのV.Cさんに対する意見を読んでみた印象を書いてみます。
 V.Cさんの内容は専ら日本社会の本音と建て前を巡る一般論についての考察です。一方、mattunは一般論ではなく、大麻問題を念頭に置いた本音-建て前論です。軽やかに、赴くままに一般論を語るV.Cさんに対し、mattunさんは自分の実践(大麻自由化運動の経験)をベースに懇々と語っています(なんだか兎と亀の競走みたいな話ですが)。
 と、書きはじめましたが、そういったことよりもV.Cさんが最後に「お互いを理解したいという願望の上で、意見を同じにする人々と大麻について語る時、本音で語りたい……とみなさん言われるのでしょうし、僕も実感としてそう思います」とまとめていることの方に目を向けましょう。その結論には小生も大賛成です。V.Cさんを理解したいという願望もあります。そんなわけで、大麻について本音で語っていきませんか。
 

11/11(木) 15:49:20 V.C Re:方法論とリスク・大麻と本音を巡って
こんにちは、V.Cです。

 何故、『本音』に引っかかって一般論的な言い方をしたかと言えば、こちら側の勝手な思い込みなのですが……「本音で語ると楽しいよ最高なんだよ……」的な言い方って、洗脳しようとしているんじゃないか? そうやって内面をさらけ出させる方法ってカウンセリングでも使いますしより深い催眠にもっていく方法として、内面を語らせる方法があります。そういう言い方に過敏に嫌悪感を抱いてしまうのです。
 だから、「いやっ待てよ、そんなに本音って重要な事なんだろうか?」と、どちらかと言うと自責の念という意味も含めて、あえて一般論的な言動になったのです。本音って言ったって普遍的なものでもないし、次の瞬間、様々な意味を含めて本音が本音で無くなる……というシチュエーションもあると思います。あえて例は出しませんが、ご理解下さい。又、共感的意見を書きたくなかったので、論旨の曖昧な意見になってしまいました。
 『……民主主義・少数派の矛盾』について、宗教を持ち出したのは反則でしたね。失礼致しました。概念の言い合いになってしまうので、これ以上はご勘弁下さい。あまりにもリアリティーが無いと仰られるので、例えば、こんな場合はどうしたらよいのでしょうか? 日本はやはり村社会が根底に定着しており、大都会ではそういったシチュエーションに出会わないかもしれませんが……私の場合、地区の役員などしていますと、厚生省の『麻薬撲滅キャンペーン』などで、地区会での説明会や運動方針等の話し合いなどありまして、本音として大麻は良いものだと思っていても、そこで大麻は良いものだと議論を打ってみても、異端視されるだけで、生活や地元に根付いた仕事などしていますと、あまりにもデメリットが多すぎて思っていても言えません。自分の中に、たかが『大麻』という部分も少しはあるのでしょう。どうしても吸いたければ外国へ行けばいい……なんて本音もあります。押し進めて、ハイリスクであっても、やっぱり本音を言うとしましょう。経験的に、2割程度の人達は、「自分で考える……」ということを放棄している人達がいまして、こういった人達にいくら説明・説得してもなかなか理解してくれません。麻好きの人で友達を失った……という話はよく聞きます。
 それは、説明不足や私自身の経験不足から回避できた事柄もあったでしょう。全てを理解させるのは無理だと思いますし……そういった2割3割の人達が、また噂好きだったりして、閉鎖的な村社会では本音を言う事の恐ろしさを実感しています。それでもやっぱり、本音に拘る必要があるのでしょうか? 私には実害の方が多すぎるような気がして判断出来ません。それは妄想なんでしょうか……?。
 じゃっ、吸わせればいいのか? というとそうではないと思いますしね。
 あと、麻好きの友達で、奥さんが反対している(若しくは、表面的に容認していても、内心(本音)は、あまり良いとは思って無い)ご夫婦を何組も知っています。私の妻もあまり実感として良いモノだとは思っておりません。「そんなモノに夢中になるより、もっと仕事してよ……」なんて言われます(笑)
 妻に対しては、純粋に本音で語っているつもりですが、何か細かく説明しても「そうやって、私が馬鹿だと思って洗脳しようとしている」などと言われてしまいます。そういう意味を含めて前記の部分に繋がったりするのですが……。いくら説明・説得しても、根本的な部分は妻自身の問題なので、リアルな実体験として大麻の必要性に駆られなければ、「表面的な容認……」という事から脱却できないと思います。それは私に対しての妻の建前であって、彼女なりの私との関係性での妥協なのかもしれません。
 また、一番身近な人間でさえ説得・説明出来ない現実をどのように認識したらよいのでしょう。また、例えば医療問題や工業利用生産物(環境問題も含めて)としての大麻利用については、建前として認識しているのかもしれませんが、理解しています。それは、私にとっては建前ですが……。だから、本音、本音と言われても、私は逆にリアリティーが稀薄なような感じを受けたのです。都会で生活しておられる方々と、私のように田舎者との温度差なのかもしれませんが。
 また、お酒や煙草より害がないとはいえ、自分で考えない人達の極論は、お酒や煙草も禁制品にすけばいい……なんい言います。ノンドラッグが彼らの理想であり本音(なのかどうなのか? 建前をこじつけているだけのような気がしますが)なのです。禁酒法がいかに馬鹿げた法律であったか? なんて彼らには関係ありません。という経験から、遠回りをしたとしても、本音をぶつけるよりは近道のような気がしたのです。医療や工業で成功したとして……「THCは麻薬だからやっぱりいかん」となったとしても、そこから次の段階が始まるのだと私は認識していましたが? 海外での大麻解禁についての動向は、そんな建前から始まったのでは? これは私の無知なのかもしれませんので、間違っていたらお教え下さい。
 mattunさんの言われる「他にもっと確実で早い方法があるのか?知りたいと思います。御存じでしたら御教授願います。」は、私も知りたいです。

11/12(金) 03:23:34 Re:方法論とリスク・大麻と本音を巡って
確かに周りの人たち皆に大麻が良いものであることを理解してもらうのは困難です。
御苦労をお察しします。
もし、皆に良いものだと知ってもらうのが目的だとしたら、本音を主張するよりも、環境などの面から訴えていく方が効果的なのかも知れません。

でも、全ての人に大麻が良いものだと理解してもらう必要はないのでは。
前にも書いた通り、少数派の選択の自由として大麻の使用を認めてもらうことが当面の目的であり、そのためには、
* 大麻が原因となって犯罪を犯したすことはない(大麻取締法に違反する以外に)
* 他人に迷惑をかけるようなことはない
という点を理解してもらえれば十分だと思っています。
現在の法律では、大麻を吸っていても特に弊害もなく「普通」に生活していた人(中には大麻を吸っているからこそ「普通」に生活できる人もいるでしょう)が、突然犯罪者として扱われ、職を失ったり、家族に形見の狭い思いをさせたり、人生を狂わせてしまうする可能性があります。
これはあまりにも残酷です。
こんなことを許していたら、大麻やドラッグに限らず、大勢に必要とされていないという理由だけで、あらゆることが不当に規制を受ける危険性があるのではないでしょうか。
大麻に直接感心がない人にもこの点を解ってもらいたいと思っています。
私にとっては自らの身を守るため、そしてから規制からくるあらゆる不自由さから解放されて心底大麻を楽しめる社会を実現するために、一刻も早い非犯罪化の実現を目指しています。
多くの人に大麻が良いものだと知ってもらうのはその次のステップだと考えています。
非犯罪化を実現するには医療や環境の面から攻めていくよりも本音で現在の厳しい状況を訴えていくことが早道だと思います。

海外(アメリカ)で解禁(非犯罪化)の動きが活発化したのは、政治家や権力者の子供たちがマリファナで捕まるようになったのがきっかけでした。
若者が興味本位でマリファナを吸うのは当たり前で、たかがマリファナを吸ったくらいで自分の子供たちの将来を台無しにしたくない、というのが子を思う親の正直な気持ちでしょう。
当時のカーター大統領の「個人の薬物所持に対する刑罰は、個人がその薬物を使うことによってこうむる損害をこえるものであってはならない」という台詞は有名です。
私たちの主張もこれに代弁されると言っていいでしょう。
残念ながら、アメリカではその後、コカインが大流行して、マリファナを含むドラッグ全般に対する締め付けが厳しくなってしまいました。

一般に医療や環境が注目されるようになったのはその後です。
また、海外でこうした運動をしている団体はたいてい明確に謳い、嗜好品としての使用の解禁を目指すグループとは一線を引いています。
逆に嗜好目的のグループが医療や環境の団体を支援することはあります。

11/12(金) 15:36:58 町娘 Re:方法論とリスク・大麻と本音を巡って
みなさんの意見を見ると気後れしそうですが、書きたいので書きます。
(いちいち断わっているのは私なりの謙虚な気持ちなんですよ、ウフッ・)

今までの論議で私の受ける感じは「誰に対しても本音を語る」ことを強要しているのでは
なくて「語るときには本音を語る」という感じではないでしょうか。
周りの人との関係が悪くなる、暮らしにくくなると思ったら、生きていくための建て前を
使ってもいいと思います。歯がゆいという気持ちはありますがそれが現状ですよね。
あとV.Cさんの言われる考えるのを放棄した人たちって、おそらく多数派の考えに習って
生活している人たちで、その人たちを納得させるには本音から出る真剣な言葉などではなく
公に大麻の安全性を示す資料であったり、しかもその人たちにとっての権威となっている
人の言葉やお墨付きではないかと思います。
なので今はまだその段階ではない気がしますね。

大麻が好きで今の状況では安心して吸えない楽しめないと思っている人たちが集まって、
今語られている本音を理解してもらうための方法をよく議論していくことが必要ですよね。
すでに個人で動いている人もいるでしょうし、反対に周りに理解者がいなくて閉鎖的に
なっている人がいるかもしれません。
そういうばらばらでも存在している大麻好きがある程度まとまれば(信頼できる協力関係が
築ければ)できることも今より広がりますね。
時代は常に動いているし、自分で考えようという人は増えていくと思っているので
(というか増やしたい)一貫した変わらない意見を持っていれば認めてくれると私は考えて
います。

現在、政府やマスコミから大麻についての正しい情報は開示されていません。
そういう方面への働きかけも人数がいれば結構効果あると思うんです(例えば悪意のある
報道があれば一斉に抗議するなど)。
言論の自由はあるのですから、できるだけ自分の本音は大切にストレスなく生きていきたい
だけなんです。
その権利を得るために一切の代償を払わずにすむとは思いませんが、生活の基板を
揺るがさない、守ることのできる範囲内でやればいいのではないでしょうか。

11/12(金) 15:37:24 脱兎 方法論とリスク・大麻と本音を巡って
  V.Cさん、ご返事ありがとう。肉声が伝わってくるような意見で、よく分かりました。大変でしょうが、がんばってください。V.Cさんの意見について、Bさんがコメントしていますが、実に的確で小生もその通りだと思います(世間に「大麻が良いものだ」という理解――この場合、嗜好品として――を求めるのは難しいけど、「大麻が悪いものではない」という理解なら展望があると思います)。
 身のまわりの人に大麻について理解を求めようと試みつつも、壁に当たっているというV.Cさんの心境、よく分かります。じゃあ、どうすればいいのか?ということについて小生なりに思っているのは、こんなことです。
 まず、理解がある人間どうしが手を結ぶことだと思います。日本中に大麻を理解している人間はたくさん(何人という数字は出ませんが)いるんじゃないでしょうか。みんな誰にも言えず孤立しているんだと思います。昔、小生はドラッグ本をたくさん出していた出版社で編集者をしていたんですが、マリファナに熱い思いを懐きながら、まわりに誰も理解者がいないという内容の読者ハガキをよく読みました(全部――それほど熱くない人も含めてですが――のハガキを重ねると1メートルぐらいの高さになったんじゃないかと記憶しています)。そういう人たちのコミュニケーションが生まれれば状況はかなり変わってくると思います(これを仮に第一段階とします)。
 その上で、一種の社会的な圧力団体として「少数者の人権を守れ」とマスコミや立法、行政機関に訴えていくことだと思います。訴えていく方法・手段については相互に話し合って最善の選択をしたいと思います。このとき、問題の性質上、参加者の匿名性は十分に守ることは言うまでもありません(これらは第2段階に当たります)。
 現在の状況は、第一段階がスタートしたところなんじゃないかと考えています(別にそんなに「計画的」ではないんですが、簡単に整理するとそんなふうになるという程度のことです)。いまV.Cさんと対話が生まれたのもそういった流れの中での出合いだと思っています。以前は、こんな話は夢物語でしたが、「カナビスト」という団体も生まれました。カナビストの主張やマリファナ関連の最新情報などが掲載されている「カンナビス・ニユース」(今年の7月に創刊)の2号も近く出ます。なんだか宣伝みたいになってしまいましたね。